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過去名作車を採り上げる読みものとして、夏の終わりごろから単発的に「S13シルビア」「初代ハイエース」「初代サバンナRX-7」記事をお送りしたが、おおむね好評だったことから本格始動することになった。
ついてはシリーズタイトルを「時代の名車探訪」とくくってあらためてスタートしていく。
その第1回の主役には、「初代ソアラ」を選んだ。
弊社刊「モーターファン別冊・ニューモデル速報」は現時点(2024年12月9日現在)、最新「CX-80のすべて」で第643弾を数えるが、その642冊前のシリーズ第1弾が「初代ソアラ」であったことに勝手にあやかってのことである。
80年代の幕開けに現れたトヨタの走る技術のショールーム・初代ソアラを再検証【時代の名車探訪 No.1-1 トヨタソアラ・GZ10/MZ11型・1981年(昭和56)年・概要&外観編】1
80年代の幕開けとともに・・・
初代ソアラ、1981(昭和56)年2月誕生。
もっとも、市販型に限りなく近い試作車のアンベールも勘定するなら、初お披露目はその前年1980(昭和55)年11月の大阪国際オートショーで果たしている。
このときは参考展示ということもあり、ネーミングは「トヨタEX-8」。
社内開発呼称「359B」で推進していた未来派2ドアラグジュアリーは、「ソアラ」と命名されて発売された。
「ソアラ(soarer)」は「上級グライダー」を意味する英語だ。
ときは、世界中の自動車メーカーを震撼させた1970年代初頭からの排ガス規制がひとまずの解決を見せた頃。
排ガス規制&対策という、暗く、長かったトンネルを抜けて心機一転、先進エレクトロデバイスを引っ提げて新たな時代を切り拓く2ドアプレステージクーペの新ネーミングに、暗雲晴れて帰って来た青空を存分に翔けまわる「グライダー」のイメージはぴったりだ。
私見だが、初代ソアラには2つの側面があると思っている。
異論はあろうが、ひとつは、最初のセリカXX(ダブルエックス)の後継車としての役割だ。
初代ソアラ時点でモデルチェンジ秒読みにあったセリカXXは2代目セリカの豪華版で、1978(昭和53)年4月に登場した。いわば「セリカ・マークII」とでもいうべき存在だ。2代目セリカをロングノーズにし、当初は直6エンジンの2000と2600を搭載(2600は1980年のマイナーチェンジで2800に増量)。内外装にも手を加え、外側ではライトを角目4灯化してテールも横長にし、セリカとひと味変えている。
ゴージャス幅向上が顕著なのはインテリアで、オプションだが本革シートやオートエアコン、オートドライブはセリカにないものだし、元からパッド仕立てだった計器盤もXXではさらにソフト化が図られ、計器盤全体をステッチ仕上げにしたばかりか、メーターまわりのパネルまでやさしいパッドで包んであった・・・さすがにデジタルメーターやドライブコンピューターに代表される電子デバイスはまだないが、ソアラの原点ここにあり! と思いたくなるセリカXXなわけだ。
ただ、XXは2BOXのリフトバックであくまでもセリカの派生バリエーションに過ぎない。その「ラグジュアリー2ドア」のコンセプトをXXから切り離し、専用ボディをまとってひとつの路線を築く新しいカテゴリーのクルマ・・・それが初代ソアラではなかったか。
その証拠に、ソアラのすぐあと2代目に転じたXXは、同じプラットホーム仲間でもラグジュアリー志向は多くを後輩のソアラに託したかのように抑えられ、スポーツ性重視に転向しているし、ついでに、母体は違えど見ようではこちらも2ドアスペシャルティに映る、このときのクラウン2ドアハードトップも、ソアラが軌道に乗った頃の1983(昭和58)年6月の7代目時点で消滅している。
もうひとつは、先進技術を満載した、トヨタ技術の走るショールームとしての側面だ。これは誰もが認識するところだろう。
初代ソアラというと誰もがライバルに、1980(昭和55)年9月の初代レパードを掲げる。
だが、両車クラスは同等であっても、先発レパードはベースが当時のFRブルーバード910だし、先進イメージも後発ソアラほど徹底していない。エンジンは同じ直6の2000/2800でもセド/グロ搭載のシングルカム(しかない)のL20EやL28Eの使いまわし。そこに当時のブルーバードから持ってきた直4のZ18の普及版1800もラインアップしたが、逆にソアラに対する格下感を抱かせ、価格帯を底辺寄りに拡げた作戦も裏目に出たような気がする。
ソアラの意気込みはそんな程度じゃなかった。
当時のクラウンやマークIIの2800に載せていた直6・5M-EUを新たにDOHC化した5M-GEUをソアラに初搭載。この2800をイメージリーダーに、直6 SOHCの2000、1G-EUの125psとの2機体制を採った。機械部分にベースがないぶん、エンジン、ボディに足まわり・・・すべてにおいてオールニュー。
室内に目をやれば、日本初のデジタルメーターやタッチ操作のエアコンパネル・・・ソアラの室内には80年代から見る「未来」が宿っていた。
発売タイミングからいってお互いがお互いを意識していたはずはなし。期せずして近似するコンセプトを同時期に出したものの、思想の違いがソアラ常勝を決定づけた・・・そんな気がする。
何からの派生でもないレパードで2ドア専用ラグジュアリー市場(レパードには4ドアもあり、実は4ドアのほうが多く売れていた)の独走を図った日産もソアラ&トヨタから待ったをかけられ、2代目レパードまでの間、さぞくやしい思いをしたことだろう。
本記事では、初代ソアラの最上級機種、2800 GT EXTRAを代表に詳細を見ていく。
※★マークは、当時資料などでの呼称です。
【外観】
・正面
ライト(とグリル)を薄く、併せてフードも低く。派生元がないゆえにしがらみなくデザインできるぶん、同サイズのセリカの熱さともクラウンの威厳とも違う顔を創出した。現代の目で見ると角ばったクルマに属しようが、バンパー下のエアダムパーツ(GT、GT-EXTRAのみ)の効果で、Cd値は0.38。いまなら何てことないが、当時としてはけっこうがんばった数字なのだ。
・斜め前
「ソアラ」と聞いて誰もが浮かべるのはこのアングルでの姿だろう。いかにも「ソアラ!」という感じがする。長いノーズからそのままの高さでウエストラインを経てトランクリッドまで一直線に。ちょっと見るとわからないが、フロントフェンダーはこれでも大きく絞り込んでいるほうで、片側で3cm絞っているという。
いまのクルマのように複雑怪奇な曲面、ただ目にうるさいだけで意図不明タテヨコ線だらけ(いまはだいぶましになってきたと思うが)のクルマを見慣れた目には実にすっきりと映る。「この印象のスタイリングの2024年版はできないものか」と、この時代のクルマを見るたび思う。
・真横
・・・と書いたが、撮影スペースの都合上、真横というわけにいかず、ちょいアングルがかったサイド視となるのはご勘弁!
さて、サイドから見たときのソアラには、独自のスタイル理論がある。といっても、自動車好き、ソアラ好きのひとなら知っているひとは多いかも知れない。
ひとつはドアガラスとリヤガラスの6:4比率。もうひとつは、フロント、センター、リヤのピラーの傾斜で、この3本柱を上方に延長するとひとつの点で交わるというものだ。
この2つを他車が真似したらどうしてもソアラになり、逆にこうしとけばイヤでもソアラになるというデザインロジックなのだ。
この理論は、このソアラの開発主査、岡田稔弘さんがデザイナー出身だから生まれたものかもしれない。
6:4比率と3本柱のエッセンスは次の2代目ソアラにも継承され、主査も引き続き同じ岡田さんが務めている。
・真後ろ
レパードとソアラの違いは、片や2ドア/4ドアのラインアップ、対するこちらは2ドアオンリーであることだ。だが、ソアラ4ドアがあってもそのスペシャルティ性は保たれたような気がする。この後ろ姿、フロント写真と合わせて見るといい、ここからサイドに回り込んでドアが4つあったとしても、何の違和感もなさそうではないか。
・斜め後ろ
感想は「斜め前」の項と同じ。実に自然に目になじむ、素直な線&面構成で仕上げられている。余計な凹凸面やラインを「入れるために入れた」がごときトリッキーな要素がここにはない。重複するが、横を見るともしこれが4ドアだったらどうなるだろう? いまさら43~44年前のクルマにないものねだりをしてもしょうがないが、それはそれでスタイリッシュなプレステージ4ドアが成り立ったような気がする。
【灯火】
・フロントランプ
内側ランプから外側ランプをはさんでコーナーに向け、ハイビーム、ロービーム、車幅灯(スモール)、ターンシグナルと続く。さすがにソアラともなると最廉価機種から最上級まで全機種ハロゲンランプだ。この頃、ハロゲン球はまだ上級機種限定だった。
車幅灯にはターンシグナルと連動するコーナーリングランプ機能はない。
★クリアランスモニター
左右フェンダーの先にちょこんと載っかった小さなアクリル(?)のかけらだが、実に有効な取り付けもので、見た目よりずっと凝った構造になっている。
この下には光を伝導するオプチカルファイバーが伸び、その先は車幅灯につながっている。つまり車幅灯の光をファイバーで導いてフェンダー上のアクリルに誘い、ドライバーに車両の幅と先端位置を教えるものだ。
車幅灯の光の一部を有効活用するわけだから車幅灯電球の断線有無のモニターにもなるが、思うほど明るい訳でもない。運転席からの視認性は写真のとおり。
フードが水平気味のデザインだから有効なのであり、鼻先がずるりと下がったクルマはどのみち見えなくなるので省かれる。
なぜかSUVになるとフードが水平気味になるが、フェンダーミラーに並ぶ(後述)有効なものなのだから、いまのSUVにもつけりゃあいいのに・・・と思うが、いまは突起物規制とやらで、ひともクルマもはみ出し者は消されるのが常だから無理だろな・・・
★ヘッドランプクリーナー
GTにリヤワイパー(後述)とセットでオプション。
いまは発熱量の低いLEDランプが増えたこともあり、ふたたび増加傾向にある。積雪地域でレンズに付着した雪が溶けないためにウォッシャー液を吹き付ける必要がある。
むかしはスポーツ寄りのモデルや上級セダンに用意されたもの。
目がかすんだら点眼して視界すっきりの目薬と同じ。雪で光度が落ちたらヘッドランプクリーナーですっきり。
・リヤランプ
赤部分はテールとストップとパーキングの3役を兼ね、下半分中央部にはリフレクターがある。その左の白はリバースで、このランプだけは他ランプと別部品だ。
コーナーにかかるオレンジはターンシグナル。その先にはサイドからの光を受けるリフレクターをもういっちょ奮発している。
ソアラはもともとトランクルームランプは備えているが、ランプ筐体裏側は半透明(?)の造りになっており、テールランプ光がトランクルームを照らすようにとも考慮されている。
【外観装備】
★アウトサイドミラー
つまりはフェンダーミラーだ。撮影車はドアミラー解禁1983(昭和58)年より前の1981(昭和56)年車なので全機種フェンダーミラーとなっている。
前の「サバンナRX-7」のときにも書いたが、フェンダーミラーは、
・(ソアラではクリアランスモニターがあるにせよ)車両のおおよその幅と先端位置がつかめる。
・雨天下、ガラスと鏡面、二重の雨滴越しに見なければならないドアミラーと異なり、ワイパー払拭範囲から後方視界が得られる。
のふたつがフェンダーミラーのメリットだ。
・フルコンシールドワイパー
雨の日のワイパーほどありがたいものはないが、晴れの日、フロント視界の下で目の邪魔をするだけのワイパーほど役立たずのものはない。というわけで、ソアラではワイパーを運転者の目の邪魔にならないフルコンシールドタイプにした。
ただし別に目新しいものではなく、ソアラ以前のクラウンやセドリック/グロリアでも採り入れているものだ。
「コンシールド」とは「conceal:隠す」の意味で、このソアラのようにワイパーをフード下に完全に隠すタイプを「フルコンシールド」、半分隠すものを「セミコンシールド」という。いまのクルマは「セミコンシールド」を謳っているものが多いが、運転席から見れば見事なまでフルコンシールドに近い割に、外から見れば「セミ」にも至っていないのがほとんど・・・要するにインパネ前部からずっと下がったガラス下端とセラミック塗装部がワイパー停止位置になっているだけで、外から見ればすべてがまる見えのままなのだ。
実はワイパーをフード下に隠すのは設計が思いのほか難しいのだが、いまのクルマが歩行者保護を声高に謳うのなら、中からはもちろん、外からも見えないまで完全に隠すべきだ。はねられたとき、身体が当たったらいちばん痛いのはワイパーピポットだと思う。
なお、ウォッシャーは4点噴射式だ。
・マニアック・初代ソアラのウォッシャータンク種類
初代ソアラのウォッシャー数は、フロントワイパー用、ヘッドライトウォッシャー用、リヤワイパー用と最大3つとなる。
うち、ヘッドライトウォッシャーとリヤワイパーはGT-EXTRA、GTにセットオプションと前述したが、その有無によってタンク容量と形が変わるほか、さらにはESC(いまのABSに相当し、初代ソアラのESCは後2輪のみアンチスキッドとなる)有無によってもタンクが変わることがわかった。誰も興味ないだろうが、気が向いて調べて表にまとめたら以下のようになった。
フロント用4種、リヤ用1種。トータル5種類。
タンク場所はエンジンフードの前輪サスペンションマウントの後ろ=キャビン側だ。
ノーマル車では小容量の1.5Lタンクが、ランプウォッシャー付になると一挙4.5Lにまで増大するのに、ESC付になったとたんに1.5Lや1.2Lの袋タイプになるのは、ESCユニットがスペースをかなり占領するからだろう。
同じESC付でもランプウォッシャー付はせめてということで、わずか300ccでも増量したところが泣かせる。
リヤワイパー用ウォッシャータンクも袋タイプで、容量は1.5Lの1種。トランク左内壁に収まるから、容量・形にESC有無の影響は受けない(あたり前だ。)。
・タイヤ
さすが1980年代入口時代のクルマ。タイヤサイズは195/70HR14ときたもんだ。タイヤはミシュラン。当時はこれでも太目で大径に属すサイズだったが、いまなら幅はともかく、軽自動車だって14ばかりか15インチだってザラだ。
アルミホイールは2800車に標準でメッシュタイプのもの。撮影車GT-EXTRA用はメッシュ部が塗装される。
・プレスドア
「プレスドア」とは、窓枠とドア本体とが一体プレスされたドアのことで、別に「フルドア」の呼び名がある。対してドア本体と別体の窓枠を溶接したものを「サッシュドア」という。サッシュ=枠で、プレストアだってサッシュドアなのだから、正確には「サッシュ一体プレス式ドア」というべきだろう。
実効性はともかく、空力性能を期待させる商品効果や、開口部が大きくなるといった話があるが、2代目マーチや旧ジムニーなど、ルーフにもフロントピラーにもラップしないプレスドアもあるので、要は目的やデザイン次第だ。
いわせてもらうと、ドアを開けたときに、外から見て枠に覆われたフロントピラーの裏舞台がまる見えになるのと、何となく自動車らしくなく映るので、プレスドアは、私個人は好まない。最後のジェミニセダンのリヤドアなんて、窓枠がリヤピラーまで覆っていたっけ。
なお、国産初のプレスドア起用車は初代ミラージュだ。
・サイドプロテクター
長い国産自動車史を眺めたとき、あるときから急速に増え、あるときぱったり消えたサイドプロテクター。ソアラ時代のものは上から見たときしっかり突出していて、きっちりドアを守ってくれる。
小型車枠1700mm超のクルマばかりになったいまこそ帰ってきてほしいものだ。
・リヤワイパー
リヤワイパーはGTとGT-EXTRAに、さきのヘッドランプウォッシャーとセットでオプションとなる。
【またまたマニアック・エクステリアのエンブレム特集】
最近のクルマは車名のエンブレムがつくばかりで、メーカー名は文字で示さず、説明の要るシンボルマークを前後につけるにとどまっている。対して昔のクルマは機種名やエンジン型式、排気量を、銀で輝くバッジで自己主張していた。バカバカしいものかも知れないが、なければないでちょっと寂しい感じもする。
ここであらためて、初代ソアラの自己主張ぶりを眺めてみましょうか。
・フロントグリルのセンターマーク
「ソアラ」が「soarer」で、「上級グライダー」を意味する英語とは冒頭で述べた。
じゃあ乗りもののグライダーをモチーフにしたマークかと思えばそうでもなく、「空力的造形」「静かさ」「大空を飛翔する」などのイメージを表現したかった(トヨタ資料より)ということで、その思いをどうやらペガサス(ギリシャ神話に出てくる、翼を持つ天馬)で象徴させたようだ。
昔は車名ごとにマークが用意されたもので、特にトヨタと日産に多く、見る側の小さな楽しみだったが、いまは大きなコーポレートマークがつくばかりなのはつまらない。いまのトヨタ車で固有のエンブレムが与えられているのはせいぜいカローラとクラウンくらいだろうか。他にあったらみなさん、Yahooのコメント欄にどうぞ。
・その横では・・・
「DOHC-6」のバッジで、カムシャフト2本の6気筒を誇示。
・ボディサイド
撮影車は、ソアラのフラッグシップエンジン(日本語にすると「旗艦機関」だ)である2800にのみに用意された「GT」のなかでもさらに上位の「GT-EXTRA」。
フェンダー上の「EXTRA EDITION」で、「そこいらの2000ソアラとも、ましてや2800GTともちがうぜ!」と自己アピール。周囲を銀メッキで囲み、茶色と黒の細かいパターン地に細い「EXTRA EDITON」の文字・・・繊細な造りで、ソアラエンブレムの中でいちばん気に入った。
・リヤ(左)
トランクリッドではまず左側で2800のGTであることを名乗り、車名は右側に。横書きは目の動きからして、まず左で車名を掲げ、右で中身を知らせるほうがいい気がするのだが、ソアラはまず2800DOHCであることを先に知らせたかった。「2.8 GT」と明確に、だが「DOHC-6」であることは控えめに。
・リヤ(右)
本名はトランクリッド右側で名乗る。すなわち「TOYOTA SOARER」。やはりネーミングは「TOYOTA SOARER」「NISSAN SKYLINE」「HONDA CIVIC」「山口 尚志」のように、「姓名」で名乗ってくれるほうがわかりがいい(ひとつだけヘンな例がまぎれ込んでいます。)。
全部大文字の「SOARER」の書体がやや斜めになっているのも「S」から「R」、個々の文字とよく似あっている。
フロントもそうだが、いまのトヨタマークは、初代セルシオが発売された1989年から用いられているもので、3つの楕円を、初めて見たときからいまに至るまで、「肉の万世」の看板が思い出されてしょうがない。
・・・というわけで、初代ソアラ解説と外観紹介はここまで。
次回はインテリアに迫っていく。
【撮影車スペック】
トヨタソアラ 2800 GT-EXTRA(MZ11型・1981(昭和56)年型・OD付4段フルオートマチック)
●全長×全幅×全高:4655×1695×1360mm ●ホイールベース:2660mm ●トレッド前/後:1440/1450mm ●最低地上高:165mm ●車両重量:1305kg ●乗車定員:5名 ●最小回転半径:5.5m ●燃費:8.1km/L(10モード燃費)、15.5km/L(60km/h定地走行燃費) ●タイヤサイズ:195/70HR14ミシュラン ●エンジン:5M-GEU型・水冷直列6気筒DOHC ●総排気量:2759cc ●圧縮比:8.8 ●最高出力:170ps/5600rpm ●最大トルク:24.0kgm/4400rpm ●燃料供給装置:EFI(電子制御燃料噴射) ●燃料タンク容量:61L(無鉛レギュラー) ●サスペンション 前/後:ストラット式コイルスプリング/セミトレーリングアーム式コイルスプリング ●ブレーキ 前/後:ベンチレーテッドディスク/ベンチレーテッドディスク ●車両本体価格:293万8000円(当時・東京価格)