メルティングカッパーメタリックは滑らかなボディサイドから溶けるような質感をイメージし、その中でも素材自体が持つ自然な色味から華やかさを感じる銅がモチーフ
今回受賞したのはCX-80の外装色「メルティングカッパーメタリック」と「ブラック」内装との組み合わせ。このグランプリは、今年最も魅力的なモビリティのカラーデザインに与えられる賞であり、マツダが同賞を受賞するのは2019年の「マツダ3」「CX-30」以来となり、今回が4回目となる。
マツダでは、「カラーも造形の一部」の思想の元にカラーの開発を行っている。外装色「メルティングカッパーメタリック」はCX-80の新色として、マツダの国内市場におけるフラッグシップモデルに相応しい高級感や豊かさをもつ色とは何かを考え、滑らかなボディサイドから溶けるような質感をイメージし、その中でも素材自体が持つ自然な色味から華やかさを感じる銅をモチーフとした。これを、CO2とVOC(シンナー等の揮発性有機化合物)を同時に削減しながら塗装品質を高める、マツダ独自の高品質・低環境負荷水性塗装技術「アクアテック塗装」を用いて実現している。
内装はCX-80のデザインテーマである「Graceful Toughness(グレイスフル タフネス)」をより強く感じられるインテリアとして、空間全体を引き締め、力強さを際立たせるために、艶をコントロールした黒基調の素材でまとめた。その中に繊細なウォーム系の差し色を加えることで配色バランスをチューニングし、洗練された大人の余裕を感じさせるインテリアを完成させた。
なお、このグランプリを受賞した内外装カラーの組み合わせは、「XDハイブリッドエクスクルーシブスポーツ」、もしくは「XDエクスクルーシブモード」の2グレードで選択が可能となっている。