6.8L V12ツインターボは、最高出力720ps、最大トルクは1050Nmへと向上。
ドイツチューナーのマンソリーは、ロールスロイス「カリナン」新型のチューニングキットを発表した。
高級自動車メーカーが新しいモデルや更新モデルをリリースすれば、マンソリーがそれを手に入れるまで長くかからない。ロールスロイス「カリナン」のフェイスリフトの登場から約6か月後、最初のチューニングキットを発表した。
カリナンは常に市場で最も印象的なSUVの1つだが、マンソリーは、さらに注目されるよう、多くの変更を加えた。これらの「アップグレード」が気に入るかどうかは個人の好みによるだろうが、劇的なものであることは否定できないだろう。
フロントエンドでは、ローエアインテークやローグリルが調整され、LEDデイタイムランニングライトが下部グリルまで延長、バンパーグリルは、象徴的なロールスロイスのグリルと同じパターンだ。そして青と白のバックライト(仕様によって異なる)により、新しいグリルがさらに際立っている。
また、カーボンファイバー製のフロントスプリッターもアグレッシブで、青と白の異なる仕上げの新スピリットオブエクスタシーも同様だ。新しいボンネットは2つの異なるカーボンファイバー仕上げで提供され、フレアホイールアーチとフロントクォーターパネルのカーボンファイバーベントが、この「世界一贅沢なSUV」の存在感をさらに高めている。さらに、ドアパネルとサイドスカート全体にカーボンファイバーが使われ、24インチの鍛造エアロディスクホイールが外観を完成させている。
リアセクションでは、カーボンファイバー製のディフューザーを装備、クワッドエキゾーストパイプがインストールされている。また、テールゲートにはカーボンファイバー製のリップスポイラーがあり、ルーフからはウィングが伸びている。
マンソリーのプロジェクトが、パフォーマンスアップグレードなしで完結するわけなく、6.8L V12ツインターボは、最高出力571psから720psへ、最大トルクは1,050Nmへと向上している。
価格は発表されていないが、間違いなく「世界一贅沢なSUV」にふさわしい価格になることは間違いない。