トヨタの人気クロスオーバーSUV、「bZ4X」の名称が変更される可能性があることがわかった。
北米でトヨタが提供している唯一のBEVがブランド変更される。モーター・イラストレイテッド誌によると、トヨタのカナダ地域担当ディレクターであるパトリック・ライアン氏が、トヨタが「まもなく」bZ4Xの名前を変更すると語ったという。しかし、北米では2025年モデルがすでに発表されていることを考えると、近い将来の大幅改良モデルに関連して、ということなのだろうか。
bZ4Xという名前は、頭字語に由来している。「bZ」は「Beyond Zero」を意味し、トヨタの製品、サービス、および運用を通じてカーボン ニュートラルを達成することを目指す包括的なビジョンにあたる。「4」は、サイズの観点からこの車両を想定されるBEVのラインナップに位置付け。「X」はクロスオーバーであることを示している。ヨーロッパでは数字が車名に使用されることが多く、ポピュラーな命名規則だが、トヨタ車としては珍しく、違和感を覚える方も多かったと思う。
レポートでは、bZ4Xの後継車が何になるかについては何も明らかにされていないため、現段階で全く不明だが、スバルがbZ4Xの兄弟車に「ソルテラ」の名称を与えたように、次世代では通常の命名システムに戻る可能性が高いようだ。
また、後継モデルとなれば、単なる車名変更だけに留まらず、技術的な改良もなされることが予想される。
前述した通り、すでに2025年モデルのbZ4Xは準備を終えているため、早ければ2025年に“2026年モデル”として新たな名前を聞くことになるかも知れない。