非常に高い強度を持ちながら、純正の鍛造ホイール比でフロントが-1.1kgの7.9kg、リヤが-0.9kgの8.5kgと、大幅な軽量化を実現
O.Zレーシングは50年以上にわたり、あらゆるカテゴリーのレースチームに、卓越した設計開発力と生産加工技術によって、チームの要求以上の性能を持つホイールを提供してきたイタリアのホイールメーカー。WRCラリー1クラスでは全チームが、そしてWECハイパーカークラスのほとんどのチームがO.Zレーシングのホイールを採用していることが、技術力の高さの証明だ。その卓越した技術が、そのまま市販車用のホイールにも活かされている。
「O.Zエストレーマ フォルジアータ アルピーヌ A110」は、世界耐久選手権(WEC)ハイパーカークラスに参戦するアルピーヌ A424が装着するレーシングホイールに着想を得て開発されたもの。最高品質の軽量アルミ合金鍛造ビレットから、レーシングホイールを製造している4軸、5軸の切削加工機を用いてひとつひとつ成形され作られた。その結果、非常に高い強度を持ちながらも、純正の鍛造ホイール比でフロントが-1.1kgの7.9kg、同様にリヤが-0.9kgの8.5kg(重量はいずれも参考値)と、大幅な軽量化も果たしている。
また、強度の高い鍛造ホイールであるにもかかわらず、さらに強度を高めるための技術であるフローフォーミング製法を取り入れているのをはじめ、航空機の生産に使われる表面処理技術の採用、疲労強度や耐腐食割れ性能を向上させる加工を施すなど、そのスペックはまさにレーシングホイールレベルだ。
なお、1月10日(金)から千葉・幕張メッセで開催される「東京オートサロン2025」のアルピーヌブースには、このホイールを装着したA110 Rチュリニが展示される予定だ。