今回、ファラデーXは、『スーパーワン』と呼ばれる最高級ミニバンを含む3つのモデルの計画を確認した。同社は「先見の明のある人々とその家族のダイナミックで多様なニーズを満たす」と表現し、「半分の価格で2倍のパフォーマンス」を提供すると述べている。
ミニバンのティザーイメージは、かなりピンがボケており、詳細は不明だ。現在わかっているのは、スーパーワンには、2列の革張りシートが装備されている。また、後部座席は、フットレストが一体化したヒーター付きマッサージシートを備えているほか、小型冷蔵庫も付いているという。
一方、『FX 6』は3万ドル(約470万円)から5万ドル(約790万円)のクロスオーバーSUVで「超大型の高級AIEV」と宣伝されている。詳細は不明だが、傾斜したルーフを備えた曲線美のあるクロスオーバーのようだ。
最後の1台である『FX 5』の目標価格は、2万ドル(約315万円)から3万ドル(約470万円)とされ、同社は「広いスペースを備えたスポーティなAIEV」と呼んでいる。
ファラデーは性能の詳細については明らかにしていないが、「FXモデルは、航続距離延長型とバッテリー電気オプションを含む2種類のパワートレインを提供する可能性がある」と述べた。同社はまた、モデルの1つが年末までに生産に入る可能性があるといっているが、それは「必要な資金と契約の確保が条件」であるという。
実はこれがファラデーにとっての弱点といえる。FF 91は「わずか15台か16台」しか販売していないと言われており、これは必ずしも輝かしい実績とは言えないため、今後販売促進の計画が重要な課題となる。