トヨタ「bZ5X」のレクサスバージョンとなる北米向け電動クロスオーバーSUVが「TZ」だ
レクサスは現在、北米市場向けの電動クロスオーバーSUVの「TZ」を開発中とみられるが、その最終デザインが見えてきた。
TZは、同ブランドがラインナップする3列シートSUV「TX」のBEVバージョンとなる。車名の「T」はTXを起源とし、「Z」は同ブランドのBEVに使用されるアルファベットだ。
またトヨタモデルとの関連性では、「TX」がトヨタ「グランドハイランダー」の兄弟であるように、TZは、今後登場すると予想されるトヨタ「bZ5X」の電気バージョンでもある。
お馴染みデジタルアーティストのTheottle氏は、2021年後半に発表されたレクサス「エレクトリファイドSUV」コンセプトをベースに、TX量産バージョンの予想CGを制作した。前述TXとグランドハイランダーと同様に、デザインは別として、TZもトヨタbZ5Xと多くのコンポーネントを共有するだろう。
フロントエンドは、クローズドグリルを採用、シャープなブーメラン型LEDデイタイムランニングライトを内蔵するスクエアなヘッドライトユニットを装備。その下には、三角の給気口が配置される。
側面から見たキャビンはかなり大型で7人が余裕で乗れるサイズだ。リヤセクションには、スポーティなバンパーとルーフスポイラーを装着。スリムなLEDテールライトも見てとれる。
同ブランドは、すでに欧州連合知的財産庁に「TZ 550e」「TZ 450e」を商標登録しているが、パフォーマンスモデル「TZ 600e」も導入される可能性が高い。
市場でのライバルは、キア「EV9」やテスラ「モデルY」で、価格は6万ドル（約900万円）前後と予想されるが、7万ドル（約1050万円）を超える可能性もありそうだ。
