MX-5がRX-3になっちゃった!? オートサロン「NATS」ブース「サバンナGT」オープンカーは、実はNDロードスターだ!【東京オートサロン 2023】

「東京オートサロン2023」に出展している「NATS」こと「日本自動車大学校」。例年、ハイクオリティなカスタムカーを展示している同校のブースだが、今年も度肝を抜くカスタムカーが並んでいた。サバンナRX-3のオープンカーがいるかと思いきや……
PHOTO&REPORT:Motorfan.jp

2023年1月13日(日)〜15日(日)に幕張メッセ(千葉県)で開催中の「東京オートサロン2023」は日本最大級の”カスタムカー”の祭典として人気のイベントだ。
国内外の自動車メーカーはもちろん、パーツメーカーやショップに加え、自動車関係の学校も出展している。特に「NATS」こと「日本自動車大学校」はカスタムコンテストでは入賞の常連。今回の「東京オートサロン2023」でもカスタムカーを展示していた。

NATSブースで配布中のリーフレット。リーフレットと同じく、ブースのスタッフたちも楽しそうだったのが印象的だった。

旧車のレストアもカスタムもお手のもの?

今回のNAYSブースには2台の旧車が並べられていた。1台はダットサン・ブルーバード(P411)をレストア&カスタムしたもの。そしてもう1台がマツダ・サバンナRX-3のオープンカーだ。
ダットサン・ブルーバードは昭和41(1966)年式。朽ち果てていた個体を見事に蘇らせている。

NATS BlueBird Reboot

一方、サバンナRX-3は1971年から1978年まで販売されたモデル。レースではスカイラインGT-Rのライバルとなったことから旧車界隈でも人気だし、オートサロンに展示されることも少なくない。確かにブルーバードよりはずっと新しいクルマだし、NATSの技術力をもってすれば抜群の仕上がりになるのも道理だが、どこか引っかかるものがある……。

NATS RX-Cabriolet

砲弾型のフェンダーミラーや過激なまでのオーバーフェンダー、その内側に収まるレーシングサービスワタナベ製ホイール(15インチ×8.0J)、ラッセル車のようなフロントエアダムスカート、カラースキームやステッカーなど、1970年代のテイストが見事に再現されている。これは1976年のJAFグランプリにおいて片山義美のドライブでレース参戦通算100勝目を挙げたサバンナRX-3をオマージュしたデザインだ。
そして、そのサバンナRX-3のルーフを大胆にチョップしたカブリオレボディの仕上がりも素晴らしいのだが……?

サバンナRX-3の片山義美レプリカカスタム

ベースは4代目ロードスターだった!

サバンナRX-3 GTのヘッドランプとフロントグリル。

実はこのサバンナRX-3のオープンカー、その名も「NATS RX-Cabriolet」はマツダ・ロードスター(ND)がベースになっているのだ。目立つヘッドランプやグリルなどをサバンナRX-3 GTのものを使い、オーバーフェンダーで全体のフォルムも変えていることからパッと見ただけではこれがロードスターだとは気がつかない仕上がりになっている。

ステアリングはナルディN753をセレクト。
シートは左右ともBRIDE AIRが装着されていた。

エクステリアのカスタムに比べて控えめながらインテリアにも手を入れ、ダッシュボード、センターコンソール、ドアインナーをレザー調のグリーンにしているが、このコクピットを見れば「NATS RX-Cabriolet」がND型ロードスターであることは一目瞭然だ。

神は細部に宿る……滲み出る”当時感”

NATS RX-Cabriolet

スクエアにな成形されたトランクやテール周りのデザインは、これがND型ロードスターとは思えないほど手が加えられている。これはリヤフェンダーからトランクにかけてフレームを組み込み、それに合わせて鉄板で作った外板を装着しているとのことだ。この滑らかな仕上げは全く違和感が無く、さすがの技術力と感心した。

装着されているグランドファミリアのテールランプのリムには錆が浮いており、これも”当時感”を感じさせる点だ。

一方で、テールランプはサバンナRX-3 GT用ではなくグランドファミリア(4ドアセダン)の物を装着することで、いかにも!な”当時感”を演出することに成功している。とはいえ、なぜフロント同様にサバンナRX-3 GT用を装着しなかったのかと訊いたところ「高くてとても用意できなかった」との回答に、人気旧車のリアルを感じた。

著者プロフィール

MotorFan編集部 近影

MotorFan編集部