北米スバルが2024年型「クロストレック」を初公開! エアロダイナミクス向上、シャシー剛性アップに伴ってよりダイナミックな走りに!

2024年型 新型スバル・クロストレック
スバルの北米部門であるスバル・オブ・アメリカが、米国開催中のシカゴ・モーターショーにて、2024年型となる新型「クロストレック」を初公開した。新型では、3代目となるこのコンパクトSUVは、全く新しいエクステリアとインテリアのデザインに加え、新たに剛性を高めたシャシーを採用し、オンロードでもオフロードでも楽しく快適なドライビング体験が実現されている。

スバルの北米部門であるスバル・オブ・アメリカが、米国開催中のシカゴ・モーターショーにて、2024年型となる新型「クロストレック」を初公開した。新型では、3代目となるこのコンパクトSUVは、全く新しいエクステリアとインテリアのデザインに加え、新たに剛性を高めたシャシーを採用し、オンロードでもオフロードでも楽しく快適なドライビング体験が実現されている。モデルレンジは4グレードを展開。2.0L/2.5LのBOXERエンジンを搭載して24,995ドル(≒328万円)から北米市場向けに販売される。

北米モデル現地価格は約328万円から

2024年型クロストレックは、アクティブなライフスタイルに適したユーティリティとスポーティネスをコンセプトに設計されている。全モデルで8.7インチの地上高は多くのSUVより高いものの、フロントとリアの乗員の乗り降りの際に快適な低いステップイン高が維持されている。

新しいエクステリアデザインは、フレームレスの六角形グリル、コンパクトなヘッドライト、より彫刻的なボディ、肩幅の広いスタンスによって、冒険心が表現されている。ベースとプレミアムには17インチのアルミホイールが標準装備され、スポーツとリミテッドは18インチのアルミホイールにアップグレードされている。

また、エアロダイナミクスの機能的な改良により、SUVのパフォーマンスと安定性が向上している。フロントホイール開口部の後縁にエアアウトレットを設けてホイールウェルからの空気の抜けを良くすることで、フロントタイヤの浮き上がりが抑えられ、走行安定性が向上。また、リアバンパー左右にもエアアウトレットが追加され、バンパー後方の空気の滞留による車体の揺れが抑制されている。また、新型クロストレックでは、スバル・グローバルプラットフォームのねじれ剛性が10%向上。また、溶接技術を強化したフルインナーフレーム構造によってボディ剛性の向上と軽量化に貢献している。

滑らかな水平対向エンジン

新型クロストレックのボンネットには、最高出力152ps、最大トルク196Nmを発揮する2.0L 4気筒直噴BOXERエンジンが収まっている。上位グレードには、2.5LのBOXERエンジンが搭載され、最高出力182ps、最大トルク241Nmを発揮する。トランスミッションは、より滑らかで静粛性の高いリニアトロニックCVT(無段変速機)を全車に標準装備。一部グレードには、ステアリングホイールパドルシフトを備えたマニュアルモードがあり、ドライバーはあらかじめ設定された8つのレシオでトランスミッションをコントロールすることができる。

さらに、アクティブトルクベクタリングとパフォーマンスマネジメントシステム「SI-Drive」を標準装備し、SUVのドライブトレインが強化されている。また、WRXのデュアルピニオン電子パワーステアリングラックが採用され、よりダイレクトで自然なステアリングフィールと高い応答性が実現されている。

実力派のアイサイト安全装備

新型クロストレックの全モデルには、受賞歴のあるアイサイト・ドライバーアシストテクノロジーの最新版が標準装備されている。視野の拡大、制御ソフトウェアの更新、電動ブレーキブースターの追加などによって強化されたシステムは、よりスムーズかつ迅速に、より幅広い条件下で作動する。アイサイトは、交差点で自転車や歩行者をいち早く認識、必要に応じてドライバーに警告を発してブレーキをかけることで衝突を回避する。さらに、リバースオートブレーキ、ブラインドスポットディテクション(レーンチェンジアシスト、リアクロストラフィックアラート付)などのアクティブセーフティ装備も用意されている。

自動緊急ステアリングは、レーンキープアシストとリヤクロストラフィックアラート付きブラインドスポットディテクションの装備モデルに含まれるようになった。この安全機能は、アイサイトおよびブラインドスポットディテクションと連携し、時速80km以下での車線内での衝突を回避するためのステアリング制御を支援する。

クロストレック・グレード別装備

■クロストレック「ベース」
2024年型クロストレックのベースモデルでは、アイサイトドライバーアシストテクノロジー、ステアリングレスポンス型LEDヘッドライト、SI-Driveエンジンパフォーマンス管理システム、ダークグレー仕上げの17インチアルミホイール、デュアルゾーン自動空調システム、タイヤ個別表示および自動個別ホイールID登録機能付きタイヤ圧モニターシステムなどの幅広い標準装備が付いており、24,995ドル(≒328万円)から購入することができる。

エントリーモデルのインテリアには、7.0インチのデュアルディスプレイが搭載されている。上画面では、ワイヤレスのApple CarPlay/Android Autoによるスマートフォン連携に加えて、Bluetoothハンズフリー通話およびオーディオストリーミング接続などの操作が可能。下画面には、気候や車両設定のコントロールが配置されている。その他、標準装備には、フロントシートにUSB-Aポート、60:40分割可倒式リアシート、カーペット入りフロアマット、クロスバーマウントポイント、カラーLCD付きコンビネーションメーター、ウェルカムライト、カーゴトレイなどが含まれている。

■クロストレック「プレミアム」
プレミアムグレードはベーストリムをベースに装備が追加され、26,145ドル(≒344万円)から購入することができる。室内には、サイズアップした11.6インチマルチメディアシステム、プッシュボタンスタート付きキーレスアクセス、フロントシートにUSB-C入力/充電ポート、リアシートにもUSB-A,USB-C充電ポートが追加されている。走行装備にはLEDフォグランプが追加されている。
また、オールウェザーパッケージ、パワームーンルーフ、ブラインドスポットディテクション(レーンチェンジアシスト、リアクロストラフィックアラート)、運転席10ウェイパワーシートを備えたオプションパッケージが、希望小売価格2,245ドル(≒29.5万円)で用意されている。

クロストレック「スポーツ」
クロストレック「スポーツ」は、2.5リッターBOXERエンジンとデュアルファンクションX-MODE(ヒルディセントコントロール付き)がアップグレードされ、28,995ドル(≒381万円)から販売される。X-MODEシステムには、ドライバーが選択可能なスノー/ダート, ディープスノー/マッドの設定があり、厳しい天候や道路状況に応じて全輪駆動の性能を最適化する。
内外装にはイエローのアクセントが加えられている。また、ダークグレー仕上げの18インチアルミホイールと、フロントグリル、サイドミラー、ルーフスポイラーのグロスブラック仕上げが加わっている。

■クロストレック「リミテッド」
リミテッドモデルは、スポーツをベースにレーンチェンジアシストとリアクロストラフィックアラートを備えたブラインドスポット検出、リバースオートブレーキ、LEDフロントシグナル、アクセントライト、サイドマーカーライトを備えたアップグレードヘッドライト、2ウェイランバーサポート付き10ウェイパワードライバーシートなどの機能が備えられており、30,895ドル(≒406万円)からの価格設定となっている。
エクステリアでは、ダークグレーの18インチアルミホイール(マシンフィニッシュ)、ボディ同色エクステリアミラー(ターンシグナル内蔵)が採用されている。

車両トリム搭載エンジントランスミッション車両価格(米国現地概算)
ベース2.0L BOXERエンジンCVT328万円
プレミアム2.0L BOXERエンジンCVT344万円
スポーツ2.5L BOXERエンジンCVT381万円
リミテッド2.5L BOXERエンジンCVT406万円

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