電動オフロード作業車両:ホンダAWV
完全にプログラム可能なオール電化のホンダAWVは、同社の新たな高度な自律走行技術を活用、建設関連活動をサポートし、労働者の生産性を高めるために設計された頑丈なオフロード作業車両である。自律走行、または遠隔操作による手動走行が可能なホンダAWVは、自律走行や配送ソリューションを必要とする業界、特に労働力の制約により他のソリューションが現実的でない場合に、サービスの真価を発揮する可能性を持っている。また、この車両を多くの作業環境に適したプラットフォームとするためのアタッチメントやツールの開発についても検討が進められている。
ホンダAWVには、GPSによる位置情報、レーダーやライダーによる障害物検知、カメラによる遠隔監視など、自律的に動作するためのセンサー群が搭載されている。これまでのフィールドテストでは、複数のホンダAWVが、あらかじめ設定したルート上の正確な地点で建設資材や物資を輸送・配送できることを確認することにも成功している。この車両は、ホンダの自動車やその他の製品から共通の部品を使用し、ホンダの幅広いモビリティ技術のポートフォリオを活用している。3代目ホンダAWDの主要な特徴は以下の通りだ。
- ベッドサイズを2パレットに拡大し、積載量を907kg(2000ポンド)に拡大。
- LiDARセンサーの使用により、GNSS(全地球測位衛星システム)サービスの弱い場所や利用できない場所でのナビゲーションが向上する。
- タブレット端末を利用した簡易プログラミングインターフェースとクラウド連携
- 自律走行モードでの高速化 – 最大16km/h(10mph)。
- バッテリーサイズが大きくなり、最大10時間の長時間駆動が可能に。
- 停車中の車両に対する回避機能の強化。
- 荷物の積み込みを容易にし、エルゴノミクスを向上させる低床式ベッド。