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1000馬力を超える 6.2L HEMIエンジンを搭載！
ダッジは、ブランドを代表するマッスルカー、チャレンジャー/チャージャーの生産終了を飾る7種の特別仕様車シリーズ「ラストコール」をこれまで6台発表しており、今回ついに最後の7台目となる「2023年型チャレンジャー SRTデーモン170」を発表した。
最後の「ラストコール」モデルには、最大出力1,025ps/6,500rpm、最大トルク1,281Nm/4,200rpmを発揮する6.2L 市販型HEMIエンジンが搭載され、市販車最高のGフォース加速（2.004gs）を伴って0-96km/h加速（60mph）をわずか1.66秒で達成する。また市販車としては初めてクウォーターマイル（400m）を9秒以下で走り、NHRAのストリートET（インデックスレース）における8.91秒のタイム、241km/hの最高速度を公認で記録した。
また、ダッジ史上最速のチャレンジャーが赤いキーフォブのみで納車されるため、チャレンジャー SRTデーモン170では黒鍵が禁止されている。2018年のチャレンジャーSRTデーモンは、馬力を制限するための黒いキーフォブと、フル出力を解除するための赤いキーフォブを備えていたが、新しいデーモンは、キーではなく、エタノール燃料の含有率を感知することによって決定される馬力レベルの限界を解き放っている。新型チャレンジャー SRTデーモンには以下のようなパフォーマンス装備が追加されている。
- 改良されたスーパーチャージャー：
3.0リッタースーパーチャージャーを改良し、105mmスロットルボディと3.02インチプーリーを備えた大型スナウトを採用することで、チャレンジャー・ヘルキャット・レッドアイ・ワイドボディ比でブースト圧が40％向上されている。 - 燃料の馬力：
ダッジ・チャレンジャーSRTデーモン170は、高濃度エタノール燃料のブレンドによりフルパワー出力を達成。馬力レベルは、エタノール燃料の含有率を感知することにより決定される。 - ドライブラインアップグレード 240mmリングギア：
航空宇宙グレードの金属を使用した53％強度のデフハウジング、30％強度のリアプロップシャフト、強度のハーフシャフトを備えた新ドライブライン。 - 大迫力のドラッグラジアル：
315/50R17ミッキートンプソンETストリートRドラッグラジアル（市販車初採用）とミッキートンプソン245/55R18ETストリートフロントタイヤがストリップやストリートで大きな力を発揮する。 - トランスブレーキ2.0：
特許出願中のトランスブレーキ2.0は、トルクシェーピング機能を提供し、ドライバーの操作でプリセットトルクリミットを設定することができる。 - 独自のドラッグモードサスペンション：
独自のチューニングを施したダンピングショックのバルブが、最大限の重量移動を実現し、ドラッグキャリブレーションに対応したカスタムレースセッティングを実現している。 - スタッガードワイドボディデザイン：
ドラッグラジアルタイヤとフェンダーフレアのスタッガードを装着した工場生産車としては史上初のデザインを採用。
チャレンジャーSRTデーモン170の販売概要
2023年型ダッジ・チャレンジャーSRTデーモン170の生産は今夏から開始され、最大3,300台限定で、米国は3,000台、カナダは300台となる予定である。最終的な台数は、生産能力に応じて決定される。また、新しい2023年型ダッジ・チャレンジャーSRTデーモン170のディーラー割り当てを得たオリジナルの2018年型チャレンジャーSRTデーモンの現在のオーナーには、注文を確定する際にオリジナルのデーモンと同じ車両識別番号を合わせるというユニークな機会も提供される。
ダッジ・チャレンジャーSRTデーモン170は、メーカー希望小売価格1,279万円（96,666ドル）で販売される。新型チャレンジャー SRTデーモン170のディーラー割り当て分は、DodgeGarage.comのダッジ・ホースパワーロケーター・ツールで確認することができ、2023年3月27日より注文が開始される。注文は2023年5月15日に締め切られる予定。
