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オフロードセグメントで最も多様なパワートレイン
2024年型ジープ・ラングラーは、20km/Lの電動4xe PHEVから、470馬力のV型8気筒 ルビコン392に至るまで、オフロードセグメントで最も多様なパワートレインラインナップを展開している。先進の4xeラインナップ、高性能なルビコン 392、2.0L ターボ直4エンジンは8速ATミッション専用で、3.6L ガソリンエンジンは6速MTと8速ATの両方が用意されている。
パワートレイン | 最高出力 | 最大トルク |
2.0L ターボPHEV 4xe | 375ps | 637Nm |
2.0L ターボチャージャー直4エンジン | 270ps | 400Nm |
3.6L V6エンジン | 285ps | 352Nm |
6.4L V8エンジン | 470ps | 637Nm |
すべてのラングラーモデルの「Trail Rated」バッジは、その比類なきオフロード性能を示している。Danaソリッドフロントおよびリアアクスル、2速トランスファーケース、トラクションコントロール、牽引フック(フロント2つ、リア1つ)、4輪ディスクブレーキ、4つのスキッドプレート、最小タイヤサイズ32インチなど、圧倒的なスペックリストを反映している。足回りには、実績のある5リンクコイルサスペンションセットアップが引き続き採用されている。
フロントサスペンションは、縦方向の制御のために上下2本の高強度スチール製コントロールアームと、横方向のアクスル制御のためにクロスカートラックバーを備えている。5リンク式リアサスペンションは、フロントサスペンションと同様のレイアウトで、縦方向のアクスルコントロール用に上下2本の高強度スチール製コントロールアームと、横方向のアクスルコントロール用にトラックバーを備えている。
フルフロート式アクスルデザインを採用することで、車両の重量はアクスルシャフトではなく、アクスルチューブに伝達される。そのため、アクスルシャフトはねじり荷重のみを受け、ホイールハブに動力を伝達することだけを担当する。より堅牢なフルフロート構造により、ルビコンの2.0L、3.6Lオートマチックモデルでは、最大2,267kgの牽引能力が実現されている。
85種類以上の先進安全・安心装備
2024年の新型ラングラーの開発では安全性とセキュリティが最優先され、85種類以上のアクティブおよびパッシブな安全・セキュリティ機能が搭載されている。2024年モデルでは、全モデルに1列目と2列目のサイドカーテンエアバッグを標準装備し、標準装備の運転席と助手席のフロントエアバッグ、前席に設置された運転席と助手席のサイドエアバッグを補完している。また、プリテンショナーおよびロードリミッター付き2列目アウトボードシートベルトを採用し、側面衝突時の性能を高めるための構造改善も行われている。
加えて、前方衝突警告とアドバンストクルーズコントロール(停止機能付)が一定グレード以上に標準装備された。ブラインドスポットとバック駐車アシストシステムは、ハイ・アルティテュード、ルビコンX、ルビコン392に標準装備、スポーツS、ウィリス、サハラ、ルビコンに設定されている。
居住性に優れたジープのデザイン美
新型ラングラーの洗練されたインテリアには、ジープの機能性と汎用性に加え、プレミアムな機能とテクノロジーが搭載されている。伝統にインスパイアされたセンタースタックは、水平基調のダッシュボードデザインを引き立てるすっきりとした彫刻のようなフォルムが特徴だ。インストルメントパネルには、ファブリックまたはポリウレタンのソフトタッチパネルを採用し、コントラストアクセントのステッチが施されている。
ダッシュボード上部には、AMPSブラケットが新たに装備されている。ラングラー史上最も先進的で大きなディスプレイである新型の12.3インチタッチスクリーンは、第5世代の受賞歴のあるUconnect 5システムが搭載され、前世代と比較して5倍の操作速度が実現されている。
新型ラングラーには、乗員が移動中も接続できるよう、充実した装備が用意されている。デバイスを最大4倍速く充電できるデュアルUSB Type Cポートが標準装備され、最前列の乗員の機能性を向上。ラングラーでは、両列で合計7つのUSB Type AとType Cポートが設置されている。新型ラングラーの各所に標準装備された12ボルトのアクセサリーアウトレットと、115ボルトのACアウトレットは、一部の3端子式家庭用電子機器の電源として利用することができる。