いすゞが燃料電池システムの開発および供給パートナーとしてホンダと合意! 2027年導入予定の燃料電池大型トラックへの搭載を見込む

いすゞ・Honda共同研究によるナンバー取得車両
いすゞ自動車は、2027年をめどに市場導入予定の燃料電池大型トラックに搭載する燃料電池システムの開発および供給パートナーを本田技研工業(以下、Honda)に決定し、両社で合意書を締結したことを発表した。いすゞとHondaは、高積載量・長時間使用・長距離走行・短時間での燃料供給が求められる大型トラックのカーボンニュートラル化において、CO₂排出ゼロの水素を燃料とする燃料電池技術が有効であると考えている。

パートナー締結の概要

両社は、2020年1月に燃料電池大型トラックの共同研究契約を締結し、燃料電池の大型トラックへの適合性や車両制御など基礎技術基盤の構築を進めており、モニター車を使った公道での実証実験を2023年度中に開始予定としている。共同研究で得られた経験や知見を最大限に生かすことで、大型トラックに求められる性能や条件を満たし、顧客に満足してもらうための商品開発を進めていく。

今後両社は、お互いの強みを活かしたクリーンで低騒音・低振動な燃料電池大型トラックの開発を加速させ、水素エネルギーの積極活用による物流業界を含めた産業全体のクリーンエネルギー化に貢献することで、共通の目標であるカーボンニュートラル社会の実現を目指していく。

会社概要

いすゞ自動車
本社:神奈川県横浜市西区高島一丁目2番5号 横濱ゲートタワー
事業内容:自動車、輸送用機械器具、原動機等の製品およびその部品ならびに関連する資材・用品の製造、販売

本田技研工業
本社:東京都港区南青山二丁目1番1号
事業内容:輸送用機器(二輪車、四輪車、汎用製品など)の製造、販売

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