トヨタがプリウス「U」グレードを対象に購入後のアップグレードサービスを開始。先進機能・装備などが後付け可能に

トヨタは6月22日、“クルマの価値”を高める取り組みの一環として、すでに乗っているクルマを技術革新に合わせてタイムリーに「進化」させる「アップグレード」サービスを開始したと発表。対象モデルはプリウス「U」グレードだ。

高度運転支援技術「トヨタチームメイト」の機能「アドバンストパーク」など、これまで選択できなかった安全・安心装備や機能が後付けできる

プリウス U

トヨタはこれまでも、KINTO FACTORYを通じて新車購入時に未装着だった装備の後付けなどを提供してきたが、今回のアップグレードサービスでは、「アップグレードレディ設計」を実装した車両を対象に、高度運転支援技術「トヨタチームメイト」の機能「アドバンストパーク」など、これまで選択できなかった安全・安心装備や機能の後付けを新たに可能とした。

これまでは買い換え(乗り換え)ないと最新技術を搭載したクルマには乗れなかったが、これからは アップグレードによって保有中のクルマも最新技術を搭載

「アップグレードレディ設計」は、車両開発の段階からアップグレードに必要な施工作業を想定し、大幅に時間短縮できる構造をあらかじめ織り込んで設計することで、将来登場する装備や機能を後付可能とするものだ。

アップグレードサービスの概要を見ていこう。高度運転支援技術「トヨタチームメイト」の機能「アドバンストパーク(リモート機能付)」を、アップグレードメニューに設定。また、ブラインドスポットモニター、パノラミックビューモニター、パーキングサポートブレーキ(後方歩行者検知)、ステアリングヒーターなど7種類のアイテムも、KINTO Unlimited契約時に選択していなくてもアップグレードメニューとして個別で後付けすることが可能となっている。

トヨタチームメイト[アドバンストパーク] ※写真はイメージ
パノラミックビューモニター ※写真はイメージ
ステアリングヒーター ※写真はイメージ

アップグレードサービスは、専用スマホアプリ「KINTO Unlimitedアプリ」を通じての申し込みとなる。料金は全国一律とし、一括払い/月額利用料への合算のふたつの支払方法から選択可能。

トヨタは今後も、ユーザーの要望に応えるべく、ディスプレイオーディオの大型化、シートヒーター、シートベンチレーション、合皮シート等アップグレードメニューの拡大を検討していく方針だ。

●アップグレードメニュー一覧

*価格は消費税込み(単位:円)で、取付費を含む。

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