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ハンモックとクッションとマクラを組み合わせたシステム
この『シャーミング』というのは、『車眠具』という漢字があてられている。文字通りクルマの中で眠るためのグッズだ。
その中心となるのがハンモックである。
後席は70度以上リクライニングさせることができ、その状態で、前席のヘッドレストポールから後席のISOFIX金具までが120cm以上とれることが装着の条件なので、装着対象はおもにミニバンということになるだろう。
取り付け方法は、前側は前席のヘッドレストポールに装着する。後側は後席のISOFIXのフックだ。ご存じない方に説明しておくと、ISOFIXというのはチャイルドシートを装着するための規格に則った金具で、最近のファミリーカーにはほぼ採用されている。このシャーミング・ハンモックは後側をこのISOFIX金具に装着するようになっているのだ。
サイズは、幅55㎝、長さ100㎝、ベルト50㎝。取り付けることで、お尻から足までを支えてくれるハーフハンモックができる。それによって足を伸ばして仮眠をとることができるようになるのだ。
また、シャーミング・シリーズにはこのほかにクッションと枕が別売でラインアップされていて、組み合わせて使うことでより快適な寝心地が実現できるようになっている。
車内で使うのにマッチしたクッションやマクラもラインアップ
さて、ハンモックはISOFIX金具にワンタッチで脱着できるので、使わないときは後側を簡単に外せる。前側には畳んで収納できるポケットを備えているので、使わないときも邪魔にならない。
ソフトマイクロファイバー生地を使っているクッションは、肌触りもよく、5.5cm厚のやや硬めの設定だが、これはクルマのシートの上で使うことを考えたもので、リクライニング時のシートの段差等をうまくカバーできる。折れ曲がるようになっているのも、シャーミング・ハンモックと併用しやすい。
またマクラは肩や頭をふんわり包み込む形状になっている。自動車のシートのヘッドレストは寝ることを想定したものではないので、このようなマクラを使うことによって、寝心地はさらによくなる。ハンモック、クッション、枕いずれも洗濯できるので清潔に保てるところも嬉しい。
仮眠具としての機能、性能だけでなく、ナチュラルテイストのデザインも魅力的だ。実際に仮眠をとるわけではなくても、休憩時に使うことでリラックスできる。快適すぎて動きたくなくなってしまうかもしれない。