1984台限定! 北米フォルクスワーゲンがリリースするジェッタ「GLI」 誕生を記念した40thアニバーサリーエディションが羨ましすぎる!

フォルクスワーゲン・オブ・アメリカは、2024年型ジェッタGLI の北米限定40周年記念モデルの生産開始を発表した。「トランクのある GTI」と名付けられた GLI は、1984 年にデビューして以来、ドイツのパフォーマンスセダンを身近なものにするというシンプルなミッションを掲げてきた。ドライバーがGTIブランドに期待する使い勝手や効率性を犠牲にすることなく、運転する楽しさを提供してきた40周年を記念して、1984台が米国で限定生産される。

歴代ジェッタはフォルクスワーゲンの北米市場トップセールスモデル

1979年にデビューした初代ジェッタ。

フォルクスワーゲン・ジェッタは1979年にゴルフとコンポーネンツを共用しつつ、リヤにトランクを追加したノッチバックセダンとして誕生。1984年に二代目にフルモデルチェンジ。この二代目が最も長く生産され、ジェッタは北米市場(アメリカ、カナダ、メキシコ)で最も売れたヨーロッパ車となった。以降、現行の七代目まで人気を博している。

1984年にフルモデルチェンジされ二代目へ移行。1992年まで販売された。三代目で車名が「ヴェント」に変更されたが、北米ではこれまでの成功からジェッタの車名が継続された。

ゴルフのスポーティグレードとして登場し、その痛快は走りが高く評価されたホットモデル「GTI」。そのセダンバージョンとしてジェッタに設定されたのが「GLI」だ。GLIが初めて設定されたのが1984年。今回の40周年記念車はまさにそのトリビュートモデルと言えるだろう。

40周年をアピールするエクステリア&インテリア

フェンダーには「GLI 40」の専用加飾。
ブレーキキャリパーもレッドに塗装される。

エクステリアカラーは、ピュア・グレー、ピュア・ホワイト、ライジング・ブルーの3色が展開され、GLIのトレードマークであるレッドのトリムとコントラストをなすブラックアウトのディテールがフロントからリヤまで施されている。ブラックの10本スポーク18インチ・ホイールはスリークなデザインで、ブラックのグリル、ミラーキャップ、ドア・ハンドル、スポイラーを組み合わせ、シャープなルックスに仕上げられている。

ブラックとグレーのインテリアにレッドのアクセント。
エンボス加工を施したモレキュラークロスのシート。

インテリアにも40周年記念のディテールが満載。エンボス加工を施したモレキュラークロスのシートは、この限定車のために独自に製作されたもので、1984台の生産車ごとに異なっているという。カップホルダーには「GLI」と「1984」のロゴが刻印され、シートタグとフロントドアシルには「GLI 40」の文字、ステアリングホイールの6時位置には「40」のクリップが配さている。

カップホルダー
シートタグ
ステアリングホイール

「GLI」にふさわしい動力性能で、しかも意外にリーズナブル

ジェッタ GLI 40th アニバーサリーエディション

現行の「GLIアウトバーン」と同様、40thアニバーサリーエディションは、最高出力228ps、最大トルク349Nmを発揮するEA888 2.0リッターターボエンジンを搭載し、6速MTと7速DSGが選択可能だ。

また、スポーティなジェッタに採用されている、より大径のブレーキ、スポーツHMIパフォーマンスモニター、VAQ電子制御トルクセンシングリミテッドスリップディファレンシャルとXDS電子制御ディファレンシャルロック、DCCアダプティブダンピングシステム、スポーツエグゾーストといった、エンスージアストに人気の高い主要なパフォーマンスコンテンツも搭載されている。

ジェッタ GLI 40th アニバーサリーエディション

2024年型ジェッタ GLI 40th アニバーサリーエディションの希望小売価格は、6速MTモデルが2万8085ドル(約397万円)から、DSGモデルが2万8885ドル(408万円)から。
この夏の終わり頃から北米のフォルクスワーゲンディーラーで販売開始の予定となっている。

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