550台限定!進化したGRカローラの抽選販売が再開 新色『シアンメタリック』も50台限定で新設定

GRカローラ
一部改良されたGRカローラの抽選販売受付が再開されている。
GRカローラの抽選販売の受け付けが再開された。今回の応募受付は9月11日朝までで、550台限定となる予定。昨年12月にデビューしたばかりのGRカローラだが、モータースポーツの現場で培われた知見に基づく、“地味だけど効く”改良を受けている。

TOYOTA GAZOO Racing(TGR)は8月23日、GRカローラを一部改良し、抽選販売を再開すると発表した。
抽選の申し込みは、9月11日8時59分までウェブにて受け付け、9月下旬から順次商談を開始していく。販売台数は550台の予定だ。

GRカローラ

GRカローラは、TGRが推進する「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」により誕生した一台だ。カローラスポーツのボディを基本骨格としながらトレッドを拡大し旋回性能を強化。パワートレインは、世界ラリー選手権(WRC)における競技車両のベースであるGRヤリスの1.6L直列3気筒ターボエンジンを引き継いでいるほか、駆動系も同様にスポーツ4WDシステム『GR-FOUR』も採用している。

GRカローラ

モータースポーツを通じた開発は2021年には始まっていた。同年には、水素エンジンとGR-FOURが組み合わされたカローラがROOKIE Racingよりスーパー耐久シリーズに参戦。富士24時間などの耐久レースを実際に戦う過程で、GR-FOURをGRカローラ用に最適化するなどの開発を実施。実戦を通じて総合的な車両性能の向上が図られてきた。

今回の一部改良では、S耐をはじめとした様々なモータースポーツの現場で得た知見を活かしたアップデートが施されている。

フロントサスペンションメンバーとステアリングギヤボックスの締結部、リヤサスペンションメンバーとボディの締結部の2箇所において、締結剛性ボルトを採用。これにより、ステアリング操作に対する応答性と直進安定性を高めている。

外装部では、フロントバンパーダクトの形状を変更。ホイールハウス内の気流を最適化することで、スタビリティを向上させた。

また、ブラック×ブルーの専用内装色を持つ、限定外板色『シアンメタリック』を新設定。50台に限って販売を行なう。

なお、GRカローラのスタンダードグレードであるRZは昨年6月の発表当初、一般販売を行なうと案内されていたが、半導体不足と新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、同年12月には500台限定の抽選販売としていた。
今回の抽選販売は冒頭記した通り、550台となる予定となっているが、半導体不足は緩和する傾向にあるため、販売台数を増加させる可能性もあるという。
価格は消費税込みで525万円からとなっている。

GRカローラ RZ 主要諸元 (一部抜粋)
全長 / 全幅 / 全高4410mm / 1850mm / 1480mm
ホイールベース2640mm
トレッド 前 / 後1590mm / 1620mm
最低地上高120mm
乗車定員5名
車両重量1470kg
最小回転半径5.5m
サスペンション 前 / 後マクファーソンストラット / ダブルウィッシュボーン
ブレーキ 前 / 後ベンチレーテッドディスク / ベンチレーテッドディスク
エンジン型式G16E-GTS
エンジン種類直列3気筒インタークーラーターボ
エンジン内径×行程87.5mm×89.7mm
エンジン総排気量1618cc
最高出力224kW(304PS) / 6500rpm
最大トルク370N・m(37.7kgf ・m)/ 3000-5550rpm
使用燃料無鉛プレミアムガソリン
燃料タンク容量50L
燃料消費率(WLTCモード)12.4km/L
トランスミッションiMT(6速マニュアル)
駆動方式4輪駆動

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