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●どれだけ新製品があるの? アオシマは完成品でもイケイケです!
プラモデルでも大攻勢をかけているアオシマの勢いは模型完成品でも止まらない。『ブラインドトイ』シリーズから2023年10月発売予定で1/64 ニッサン パイクカー コレクションが登場。1980年代後半から1990年代前半に登場した日産の“パイクカー”と呼ばれたBe-1、PAO、FIGAROの3車種を1/64スケールで再現。何が出るかはお楽しみのブラインドボックス仕様で販売される。3車種×各4色の計12種で、予価880円(税込)/1個、予価10560円(税込)/1BOX(12個入り)となる。
コレクション性の高い1/12スケール、フレームやタンクにはダイキャスト製パーツを採用して実車に近い質感や重量感を再現するバイク模型の完成品シリーズ、1/12完成品バイクのシリーズも充実。高い人気を誇るHonda CT125 ハンターカブ(3色あり/各2024年1月発売予定、予価3850円(税込))を中心に、Kawasaki Ninja H2 CARBON ‘19と同H2R ‘19(いずれも2023年10月発売予定/予価4070円(税込))、Honda モンキー(3色あり/各2023年11月発売予定、予価3520円(税込))を展示。手ごろな価格でコレクションも捗るだろう。
●リアルな外観と際立つ走行性能でマニアに評判、1/12電動RCのランドローバー登場
海外製品の輸入でも知られるプラッツのブースには、中国のFMSが出がける1/12スケールのRC(ラジコン)完成モデル、ランドローバー シリーズⅡ(3色あり/2023年12月発売予定/予価49500円(税込))が展示された。以前に同スケールのランドクルーザーFJ45(ピックアップ!)のRC完成モデルを発売したことで話題となったFMSだが、このランドローバーは走りの面でも「過去最高」の呼び声が高く、飾っておくだけでも満足できる1台だろう。
また、MONOブランドのカプセルトイ(いわゆるガチャガチャ)、1/64スケール ミニカー MONO COLLECTIONからNSX(NA1) Honda COLLECTION Vol.2(全5種/予価各500円(税込))が2024年1月に発売予定。塗装済み、一部組み立てありの半完成品仕様だ。
●タミヤのRCもオフローダーがアツい!! 年末年始はミニ四駆もネ!
タミヤのRCカーもオフローダーが流行中。2023年11月には1/10RC トヨタ ランドクルーザー40 塗装済イエローボディ(CC-02シャーシ)(予価25300円(税込))がリリース。世界が認める「40系」をモデルアップ、ランプポッド付きルーフラックを装備したポリカーボネート製ボディはマスタードイエロー、ルーフは白、リヤフェンダーは黒で塗り分け済み。シャーシは悪路走行が楽しいシャフト4WDのCC-02を採用。 さらなる新製品、1/10RC スカッシュバン(GF-02シャーシ)(予価26180円(税込))は2023年12月の発売予定。1950年代のアメリカン・パネルバンをイメージしたクラシカルなスタイルが楽しい電動RCカーの組み立てキットで、丸みを帯びたボリュームあるボンネットや独特な形のタイヤハウジング、低い位置に配置されたヘッドライトやグリルなど、ユーモラスなムードがただようボディは塗装済みのポリカーボネート製。車名ロゴやゴールド/ブラック/ブルーのピンストライプなどはステッカーで用意される。シャーシは前後の動力伝達にギヤを使用したギヤドライブ4WD方式のGF-02を採用、フリクションダンパー装備の4輪ダブルウィッシュボーンの足まわりとビッグタイヤのコンビネーションで舗装路からオフロードまでダイナミックに走破する。
さてタミヤ最大のキャラクター商品と言えるミニ四駆は、まずは恒例の特別企画である干支ミニ四駆。今回は当然、辰年になる。2024年 干支ミニ四駆「辰年」は2023年12月発売予定、予価1320円(税込)だ、紅白を基本としたボディカラーに輝く金龍の乗る縁起の良さそうな1台だ。
2023年12月にはレーサーミニ四駆の異色シリーズ「どうぶつミニ四駆」に新たな仲間も加わる。かわいらしい動物ドライバーが人気のシリーズだが、ミニ四駆 オオカミ2(ARシャーシ)(予価1320円(税込))はその名の通りオオカミが再登場。ただし今回はポリカABS樹脂製の強化タイプのARシャーシを採用したマシンとなり、走りも期待十分だ。
●あれ、トミーテックのブースになぜかアバンテJr.が!!
タカラトミーのグループ企業であるトミーテックのブースで驚かされたのは、トミカとミニ四駆というカーホビー界の二大巨頭のコラボ企画。コラボ第一弾としてミニ四駆 アバンテJr.と同ブラックスペシャルのトミカの発売がアナウンスされた。2024年発売予定で価格未定。
同社のQ‘sは、現在は販売終了となっているタカラトミーの伝説的カーホビー、チョロQのかわいらしくディフォルメされたスタイルを生かしたディスプレイモデル(プルバック走行しない)。その新製品として日産キャラバン(初代)、日産フィガロ、ホンダNSX、スズキ ジムニー、トヨタ セリカLB 2000GT、トヨタMR2、日産NV350キャラバン、ホンダ N-ONEカップカーが発表、検討用原型が展示された。いずれも発売日、価格は未定。
また、「大人向けチョロQ」のコンセプトで発売されているチョロQ ZEROシリーズからはオートザム AZ-1 マツダスピードバージョン(2色あり/2023年12月発売予定)とNissan GT-R 50 by Italdesign(2色あり/2024年2月発売予定)が展示された、いずれも予価3080円(税込)となっている。
本家のトミカと同等のサイズとなる1/64スケールで統一、大人の鑑賞に堪えるダイカストモデルカー・シリーズとして誕生したトミカリミテッドヴィンテージ。その中で、トミカが誕生した1970年以降の名車を製品化するのがトミカリミテッドヴィンテージNEOシリーズで、現在、公式サイトにおいて2024年3月発売予定分まで告知されている。
今回、その後の新製品が予告展示された。ダットサントラック 4WD キングキャブADは、サスペンションの挙動を表現するシリーズ初の新機構を搭載した意欲作。ディスプレイの表現の幅が一段と広がるだろう。また、スバル フォレスター、NISSAN GT-R Premium edition T-spec 2024 model、NISSAN GT-R NISMO special edition 2024 model、日産シルビア(S14)、日産セフィーロ(A31) 88年式、日産セフィーロ(A31) 90年式の検討用試作も展示された。いずれも発売日、価格とも未定。
さらに往年の人気刑事ドラマ『大都会 PART-Ⅲ』の劇用車を再現した日産キャラバン救急車(渋谷病院)も展示されていたが、こちらも発売日、価格とも未定だ。
●懐かしのブランドから超簡単組み立てロードスター登場、大スケールのパガーニのスーパーカーも!!
モデラーズは恵比寿ミスタークラフトの名前を覚えている古手のマニアの方には懐かしい名前だが、現在は海外製プラスチックモデルやダイキャストモデルの輸入販売、自社オリジナルミニカーやレジンキットの企画製造販売を行なっている模型メーカー、インターアライドの擁するブランドの一つ。そのモデラーズから、1/32簡単スナップキット MAZDA ROADSTER(2015)がカラー成型ABSキット(予価2420円・税込)とインジェクションキット(予価2620円・税込)の2パターンでリリースされる。プラモデルに分類されるべきかも知れないが、部品構成から“一部組み立て”のレベルにある半完成品と判断し、今回の記事では完成品扱いとしてご紹介した。
同じくインターアライドが扱う、中国を本拠とするLCDモデルズからは、1/18スケールのパガーニ ウアイラ イモラと、1/18・1/43・1/64各スケールのパガーニ ユートピアの検討用試作モデルが展示された。特に1/18という迫力の大スケール・モデルに定評のあるLCDが手掛ける羨望のスーパーカーだけに、早くもその出来が楽しみだ。いずれも発売日、価格とも未定。
●完成品とRCカーはやっぱりKYOSHOでしょ!!
完成品とRCカーと言えば京商(KYOSHO)を忘れてはならない。会場でまず目を引いたのは実車も展示されたフィアット ヌォーヴァ 500の1/18スケール完成品ダイキャストモデルカー。大スケールだけに丁寧に再現されたエンジンやラゲージルームなど見どころいっぱいだ。2023年12月下旬発売予定で予価26400円(税込)、ボディカラーは3色ある。
完成品モデルカーの主力スケールとも言える1/43スケール商品では、1/43ダイキャストモデル UD Quon GW 6×4 トラクター(2023年10月下旬発売予定/予価27500円(税込))と同 日本トレクス 重機運搬用セミトレーラ(2023年10月下旬発売予定/予価13200円(税込))、1/43レジンモデル スバル インプレッサ S202(2023年10月下旬発売予定/予価9900円(税込))、同 トヨタ ランドクルーザー ZX(2023年11月~12月下旬発売予定/予価9900円(税込))、同 三菱 ランサー エボリューションⅢ(2023年11月~12月下旬発売予定/予価9900円(税込))がリリース。ブースでは高速のパーキングのようなディオラマ仕立てで展示されていたのが印象的。
また1/18ダイキャストモデルではトヨタ セリカ GT-FOUR (ST165) 1990 サファリ #3、トヨタ セリカ GT-FOUR (ST165) 1991 モンテカルロ #2、スバル インプレッサ 1994 RAC #4、スバル インプレッサ 1995 モンテカルロ #5の4台の名ラリーカーが好評発売中。いずれも価格28600円(税込)。大スケール・モデルだけにその再現度は非常に高い。
さらに1/18ダイキャストモデルではポルシェ911とモーリス ミニ Mk.1 1959も展示。ポルシェ911は発売日、価格は未定だが、ミニは2023年12月下旬発売予定で予価26400円(税込)。ミニは細部にわたり再現され、シートも可動する。各3色あり。
さて、京商と言えばRCモデルもおなじみ。特に近年では、1/28スケールという手のひらサイズに実車同様のメカニズムを凝縮し、完成品スケールモデルに引けを取らない再現度のボディをまとった『ミニッツ(MINI-Z)』シリーズが好評。軽快な走りに重点を置いたリヤ駆動シャシーに送信機をセットしたRWDレディセットからはマクラーレン P1 GTR 京商/マクラーレン60周年記念仕様(2023年11月発売予定/予価27500円(税込))、マツダ 787B No.55 LM 1991 優勝車(好評発売中/価格27500円(税込)、レイブリック NSX Concept-GT 2014(2023年12月発売予定/予価27500円(税込))が展示。
『ミニッツ』の中でも4輪駆動とドリフトタイヤで本格的なドリフト走行が楽しめる、ドリフト専用モデルのAWDシリーズのレディセットからは、日産 スカイライン GT-R N1仕様 (R32) ホワイトおよび日産 スカイライン GT-R ニスモ (R32) ガンメタリック(それぞれ2023年10月発売予定/予価29700円(税込))、トヨタ GRMNヤリス サーキットパッケージ ホワイトパールおよびガンメタリック(それぞれ2023年12月発売予定/予価30800円(税込))が展示されていた。
また、AWDの車両単体として、京商60周年を記念したオートスケールコレクション、日産 スカイライン 2000GT-R (KPGC10) チューンド・バージョン レッド 60周年記念仕様(2023年12月発売予定/予価6820円(税込))が発売される。これは京商60周年記念モデルとして世界限定4000個の販売。徹底的に造り込まれており、飾っておくだけでも美しく、限定品にふさわしい特別感が演出されている。またワタナベホイールも同梱されている。
そして『ミニッツ』の中でも4輪駆動&ソリッドアクスル&ロングストロークサスでクローリングが楽しめる4×4シリーズからはトヨタ ランドクルーザー 300 ブラックおよびプレシャスホワイトパールが登場。いずれも2023年11月発売予定で予価33000円(税込)となっている。ここでもオフローダー人気は高まりつつある。
京商の本格的RCカーのEPツーリングでは、実車のフォルムを実感豊かに再現したボディとの組み合わせで、速い・遅いにとらわれることなく、純粋にRCカーの走りを楽しむことを提案するフェーザーMk.2シリーズが人気。優雅に楽しむロングホイールベース仕様に送信機をセットしたレディセットでは、1965 ビュイック リビエラ リーガル ブラック(好評発売中/価格48400円(税込))、1966 シボレー C10 フリートサイド ピックアップ ライトグリーン(2023年10月発売予定/予価48400円(税込))、1957シボレー ベルエア クーペ トロピカル ターコイズ(好評発売中/価格41800円)、1971 メルセデス・ベンツ 300 SEL 6.3 ベージュ グレイ(2023年11月発売予定/予価48400円(税込))、が展示。
軽快で過激なショートホイールベース仕様のレディセットでは、1971 ダットサン 240Z チューンド・バージョン ホワイト(好評発売中/価格41800円(税込))、日産 スカイライン 2000GT-R(KPGC10) チューンド・バージョン シルバー(好評発売尾中/価格41800円(税込))、スバル インプレッサ WRC 2002 (2023年11月発売予定/予価46200円(税込))、2020 メルセデス AMG GT3 “50 Years Legend of Spa”(2023年12月発売予定/予価48400円(税込))が展示されていた。