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2023年10月7日(土)、神奈川県中郡大磯町の大磯ロングビーチ駐車場で恒例の『オーテックオーナーズグループ湘南里帰りミーティング』が開催された。
2004年のプレイベント(『オーテックオーナーズフェスティバル in 大磯』)から始まり、2013年の台風接近、2020年、2021年のコロナ禍による中止を除き今年で16回目(プレイベントを除くと15回目)となり、377台と743名は(申込受理)これまででも一二を争う大盛況となった。
オーテックバージョンのグリルは大磯の青波
最新のオーテックモデルがズラリと並ぶ
開会式ではNMC(日産モータースポーツ&カスタマイズ株式会社)の代表取締役社長兼最高経営責任者の片桐隆夫氏が挨拶。茅ヶ崎に本拠を据えたオーテックジャパンが見続けた湘南の海こそ、オーテックモデルのグリルのモチーフであると語った。
会場にはそのグリルを備えた最新のオーテックモデルが勢揃い。セレナ、エクストレイル、ノートクロスオーバーを筆頭にノート、キックス、キャラバンが展示された。
加えて、一般市販モデルのみならずキャンピングカー/車中泊仕様車や福祉車両、幼児通園車など、オーテックが手がける特装車両も数多く並んだ。
オーテックだけじゃない! NISMOロードカーにも注目!
発表から話題沸騰のスカイラインNISMOも、カスタマイズパーツ装着車と合わせて展示され注目を集めた。NISMOロードカーだけに、スーパーGT(JGTC)で活躍したレーシングエンジン2機、RB26J型とVQ30DETTも合わせて展示され、レーシングイメージを強くアピールしていた。
NISMOロードカーはスカイラインだけでなく、オーラとパトロールも展示。パトロールは日本では未発売のモデルだが、注目度も高く日本導入に期待する来場者も少なくなかった。
さらに、NISMOロードカー以外にもパスファインダー・ロッククリーク、エクストレイル・エクストリーマーX、デイズ・ボレロ、デイズ・アーバン、ルークス・アーバンなどが展示され、パトロール同様に日本未導入のパスファインダーは注目の的となっていた。
ゲストはスーパーGTドライバーとレースクイーン
遠来&過走大賞は2年連続受賞で殿堂入りに
例年、日産で活躍するレーシングドライバーとチームのレースクイーンがゲストとして登場するこのイベントだが、今年はスーパーGTのGT500クラスでMOTUL AUTECH Z(23号車)をドライブする松田次生選手とロニー・クインタレッリ選手が登壇。前述の2023AUTECHレースクイーンの高岡みほさんと共にトークショーや恒例のじゃんけん大会で会場を盛り上げた。
また、開会式ではこれまた恒例の、この日最も遠いところから参加した来場者と、参加車両で最も走行距離の多いクルマとオーナーを表彰する「遠来賞」と「過走大賞」が発表された。しかし、奇しくも3賞とも昨年と同じ参加者が受賞することになり、“2回受賞したら殿堂入り”というイベントの規定に則りこの3名は「殿堂入り」となった。
ちなみに、「過走大賞」を受賞した”壁田”さんはタクシー運転手で、受賞車両のセドリックブロアムVIP Lは営業車。昨年の50万kmからさらに距離を伸ばして55万kmでの受賞となった。
出展ブースにフードトラック、モノづくり体験やグッズ販売など
コンテンツは盛りだくさん!
車両展示だけでなく、小中学生を対象にしたMOTUL AUTECH GT-Rの運転席体験や、スリッパ飛ばしや輪投げなどが楽しめる縁日ブースも用意され、ファミリーも楽しんでいたこのイベントだが、やはりオーテックやNISMOのブランドグッズのガレージセールではファン垂涎のアイテムが多数販売された。
また、NISMOに加え協賛企業としてMOTUL、FUJITSUBO、HKSがブースを出展し、イベント価格で様々なアイテムを販売していた。特に目を引いたのがFUJITSUBOブースで、マフラーはもちろんだが、なんとマフラーの素材や部材を使ったアウトドアアイテムを展開していた。
「SMITH SUSono」ブランドの「TAICO San」シリーズとしてアイテムを展開しているが、いっそ「レガリス」などのブランド名で、使用するタイコもGT-R仕様やシルビア仕様など車種別にラインナップがあればオーナーが大喜びしそうだ。
また、横手やきそばやクレープ、肉巻きおにぎりにオムライス、ケバブと様々なジャンルのフードトラックが来ており、青天の下でグルメを楽しむことができた。
また来年も大磯で! スタッフによる見送りで会場をあとに……
閉会式の後はオーテックスタッフによる見送りで来場者がめいめいに会場を後にしていく。「また大磯で!!」のパネルも掲げられ、多くの人がまた来年の「オーテックオーナーズグループ湘南里帰りミーティング」に参加を希望することになるだろう。