FIA世界ラリー選手権(WRC)は11月16日から19日の日程で、2023年シーズン最終戦「フォーラムエイト・ラリージャパン2023」を開催。エルフィン・エバンス(トヨタGRヤリス ラリー1ハイブリッド)が総合優勝を果たした。
競技最終日となった19日はSS17~22の6ステージが実施された。
2日目(デイ2)終了時点でトップにエバンス、2番手セバスチャン・オジエ(トヨタGRヤリス ラリー1ハイブリッド)、3番手カッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス ラリー1ハイブリッド)と、上位3位までを独占したトヨタ勢。18日に続きこの日も安定したペースで各ステージをクリアし、それぞれ順位を守ったままフィニッシュ。
総合優勝はエバンスで今季3勝目。エバンスと1分17秒7差の総合2位には8度の世界王者であるオジエ、総合3位には今季シリーズ2連覇を果たしたロバンペラとなった。
また、デイ2にアクシデントに見舞われ大きく順位を下げながらも、猛プッシュを続けて追い上げてきた勝田貴元(トヨタGRヤリス ラリー1ハイブリッド)は最終日を総合6位からスタートした。この日最初のステージであるSS17から2連続で2番手タイムを記録していい滑り出しを見せると、SS19ではトップタイムをマークし、順位を争っていたオィット・タナック(フォード・プーマ ラリー1ハイブリッド)を逆転。総合5位で地元日本での一戦を終えた。勝田は合計10ステージでトップタイムをマークした。
なお、WRCの2024年シーズンは、来年1月25~28日に予定されている伝統の一戦、ラリー・モンテカルロで開幕を迎える。
2023年世界ラリー選手権 第13戦ラリージャパン 結果(Top10)
Pos. | No. | Driver | Car | Time / Gap |
1 | 33 | E.エバンス | トヨタGR YARIS Rally1 HYBRID | 3:32’08″8 |
2 | 17 | S.オジエ | トヨタGR YARIS Rally1 HYBRID | 1’17″7 |
3 | 69 | K.ロバンペラ | トヨタGR YARIS Rally1 HYBRID | 1’46″5 |
4 | 4 | E.ラッピ | ヒョンデi20 N Rally1 HYBRID | 2’50″3 |
5 | 18 | 勝田貴元 | トヨタGR YARIS Rally1 HYBRID | 3’10″3 |
6 | 8 | O.タナック | フォードPUMA Rally1 HYBRID | 3’28″3 |
7 | 20 | A.ミケルセン | シュコダFabia RS(WRC2) | 7’33″7 |
8 | 21 | N.グリャジン | シュコダFabia RS(WRC2) | 8’49″6 |
9 | 22 | K.カエタノビッチ | シュコダFabia | 19’25″9 |
10 | 35 | 新井大輝 | プジョー208 Rally4 | 22’22″7 |