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現行型初代 LA900系 (2020年~)
ダイハツ タフトは2020年にデビューしたクロスオーバーSUVタイプの軽自動車だ。ダイハツでは1974年から2007年まで同名のRVタイプの商用車を2代にわたり販売しており、その名跡を継いではいるが、両者には登録車と軽自動車という大きな違いがある。現在の軽自動車のタフトは便宜的に3代目タフトとされることが多々あるものの、位置づけとしては、かつてのタフトのマインドを継承したブランニュー・モデルとされる。水平基調をベースに分厚いボディ、薄いキャビン、太いセンターピラーで構成されるスクエアな外観は往年のタフトを彷彿とさせるが、前席上に“スカイフィールトップ”と呼ばれる大型ガラスルーフが全車標準装備されているのが新機軸であり特長となっている。ガラス部分にはスーパーUV&IRカットガラスが採用され、開閉式のシェードも備えられている。プラットフォームにはダイハツ版のTNGAであるDNGAによるプラットフォームが用いられ、軽量高剛性ボディ“Dモノコック”も採用。FF軽乗用車最大となる165/65R15の大径タイヤの採用と高めの190 mmに設定された最低地上高で悪路走破性も高められている。エンジンはターボとNAが、駆動はFFと4WDが用意されるが、トランスミッションは差異があるもののいずれもCVTとなる。2022年に一部改良を実施、2023年には半導体不足やコロナ禍に伴う部品供給不足に対応するためアイドリングストップ(eco IDLE)レス仕様が追加設定された。
■ 2022年式 X 「高速道路を利用する人にはターボをお勧めします。80km/h以上ではエンジン回るだけであまり加速しません」
ニックネーム:しん 年式・グレード: 2022年式 X 性別:男性(40代) 居住地域:広島県
排気量:0.66ℓトランスミッション:CVT
平均燃費:16.0km/ℓ(ほぼ5km以内の市街地走行)
長所:直線基調の個性的なデザイン。やや硬めの安定感のある乗り心地。スカイフィールトップ、電動パーキングブレーキ、LEDヘッドランプが標準装備。リヤのシートバックと底面の防水加工。Xグレードはリヤワイパーが非装着(いらないので)。
短所:停止する前にエンジンが止まるアイドリングストップ機能! これがこのクルマ最大の短所です。一時停止、踏切、信号が青に変わりすぐに発進する場面、車庫入れの切替しでもいちいちエンジンが止まり、やかましいセルが回ります。アイドリングストップ中もうっかりブレーキを強く踏めば意図せず再始動します。ダイハツのアイドリングストップ制御ってこんなんですか?これだと解除して乗る人が増えてエコにならないと思います。
評価
外観:★★★★☆
室内:★★★☆☆
走行性能:★★★☆☆
燃費性能:★★★☆☆
装備:★★★★☆
満足度:★★★☆☆
このクルマの購入を検討している人にひと言
「高速道路を利用する人にはターボをお勧めします。80km/h以上ではエンジン回るだけであまり加速しません。リヤシートは普通に座るのは問題ないですが、スライドもリクライニングもしないので後ろに高さがある荷物を積むときは倒すしかありません。しかしそれ以外の装備は充実しているのでコストパフォーマンスは高いと思います。Xのメーターパネルはタコメーターもなく軽トラのような質感を覚悟していましたが、最近のクルマっぽくて意外と良かったです」
■2020年式 ターボG 4WD 「“軽自動車だから”という言い訳をしなくても買える、良い出来映えの車だと思います」
ニックネーム:あかりや 年式・グレード:2020年式 ターボG 4WD 性別:男性(50代) 居住地域:埼玉県
排気量:0.66ℓトランスミッション:CVT
平均燃費:16.0km/ℓ(下道、高速半々くらい)
長所:そこそこ快適に、関東~関西まで一気に走れるところが良いです。一人での移動であれば荷物は十分に積めますし、シートの出来が軽自動車のレベルを超える出来映えなのも良いです。あと、軽自動車の寸法制約の中でも完全に成立しているデザインも気に入っています。
短所:何と言っても燃料タンクが小さいです。出来たら満タンで600kmくらいは走って欲しいです。軽自動車の幅の制約があるので難しいかとは思いますが、路面のうねりなどに対して、もう少しいなしてくれる足まわりになったらいいなと思います。
評価
外観:★★★★★
室内:★★★★★
走行性能:★★★★☆
燃費性能:★★★☆☆
装備:★★★★★
満足度:★★★★★
このクルマの購入を検討している人にひと言
「“軽自動車だから”という言い訳をしなくても買える、良い出来映えの車だと思います」