ダイハツ、国内外の全車種を出荷停止。不正行為は64車種に拡大

ダイハツ工業は12月20日、認証申請における不正行為に関する調査結果を公表し、国内外で販売している全車種の出荷を停止すると発表した。

不正行為は64車種3エンジンに拡大

ダイハツ工業は12月20日、認証申請における不正行為に関する調査結果を公表した。

ダイハツが調査を依頼した第三者委員会による調査報告では、4月のドアトリム不正・5月のポール側面衝突試験不正に加えて、エアバッグのタイマー着火の不正加工や試験結果の虚偽記載、試験速度のデータ改ざんなど、新たに25の試験項目で174個の不正行為があったことが明らかになった。

不正行為の対象は、これまで判明していた6車種から64車種3エンジンに拡大した(生産・開発中および生産終了車種含む)。そこにはトヨタ、マツダ、スバルへOEM供給をしている車種も含まれている。

これを受けダイハツは、国内外で現在販売している全車種の出荷を停止することを決定した。

ダイハツのコンパクトSUV「ロッキー」の認証申請で不正が発覚。OEM供給を受けるトヨタ「ライズ」とともに販売・出荷を停止

ダイハツは5月19日、ダイハツ「ロッキー」およびトヨタ「ライズ」のHEV車のポール側面衝突試験(UN-R135)に関する認証手続きに不正があることが判明し、5月19日に出荷・販売を停止したことを発表した。

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