東京オートサロン2024におけるホンダブースのコンセプトは「ホンダDNA」。ホンダは1948年の創業以来、マン島TTやF1に参戦するなどレースを通じて技術を磨き、それを礎に二輪、四輪の市販車を開発、販売してきた。同社は現在も国内外で様々のモータースポーツカテゴリーにエントリーしており、今年の東京オートサロンでは近年、実際にレースに参戦した車両のほか、カスタマイズの楽しみを表現したモデルが展示されている。
今年のステージは、純正アクセサリーのアイテムをベースにしながら、特別なカスタマイズを加えたコンセプトカー「WR-V FIELD EXPLORER CONCEPT」を向かって左側に展示。その反対側には、このたび世界初公開となるシビックRS プロトタイプが置かれ、プレスカンファレンス中にアンベールされた。
ホンダは11代目に当たる現行シビックを2021年に発売。さらに翌2022年にはe:HEV、そしてスポーツ性能を極めたタイプRを市場に送り出した。
シビックRSは、現行シビックのウリである爽快な走りのみならず、操る喜びに磨きをかけた6速MT専用グレード。東京オートサロン2024で展示されている車両はプロトタイプとなっており、この秋の発売に向けて、開発を進めている最中だという。
ホンダは現行シビック・タイプRでスーパー耐久シリーズに参戦しているほか、国内のツーリングカーカテゴリー最高峰にあたるスーパーGTシリーズGT500クラスでは、今年からベース車両がNSXからシビック・タイプRへと変更。モータースポーツにおけるシビックの存在感を高めてきている。
ホンダ/無限ブースでは、上記の車両のほか、2023年シーズンのFIAフォーミュラ1世界選手権において、全22戦中21勝を挙げたレッドブル・レーシング RB19のショーカーや、今年のGT500投入に向けた開発車両シビック・タイプR-GTコンセプトなど、多数の競技車両がディスプレイされている。