4代目登場!進化した「MINIクーパー3ドア」が上陸! 日本では初となるEVモデルもラインアップ

ビー・エム・ダブリューは3月1日、フルモデルチェンジを受けて四代目となった新型MINIクーパー3ドアを発売した。税込車両価格は396万円〜531万円で、納車は第2四半期以降の予定。

MINIのDNAを継承しつつ、新世代モデルであることを象徴するミニマルな新しいデザインに刷新。EVモデル2グレードを含む4グレードを設定。

新型MINIクーパー3ドアは、新しいMINIデザイン言語により、ブランドのデザインDNAを継承しつつ、MINIの本質的な価値への真摯な姿勢を、明瞭かつ流麗にモデル化。新しいMINIのデザイン言語は、「カリスマティック・シンプリシティー」と呼ばれているカリスマ的シンパシーにより、コンポーネントの数を減らすことで、本筋にフォーカスしている。これにより、今後のMINIモデルのデザインに、感情的かつ直感的に感じ取れるアイデンティティが生まれている。

新しいMINIのデザイン言語におけるもうひとつの中心的な要素は、持続可能性を考慮した素材の選択だ。すべてにおいて刷新された内外装デザインは、新型モデルであることを彷彿とさせており、さらに、素材からクロームパーツやレザーを排除し、その代わりに採用した新素材にはリサイクル・ポリエステルやリサイクル・アルミニウムを利用するなど、将来を見据えた新世代モデルであることを主張している。

全長3875×全幅1745×全高1455(EVモデルは全長3860×全幅1755×全高1460)mm、ホイールベース2495mmのディメンションを持つ新型は、MINIのDNAを継承しつつ、新世代モデルであることを象徴するミニマルな新しいデザインに刷新。パワートレインの違いや航続距離に影響するエアロダイナミクスを考慮し、デザイン細部を調整。とくにEVモデルの新型MINI クーパーE ドアおよびMINI クーパーSE3ドアにおいては、重要なものだけを残したクリーンなサーフェスが特徴的で、ボンネットスクープ、サイドスカットル、ホイールアーチの加飾、ロッドアンテナ等を廃止し、フラッシュドアハンドルおよびフィンアンテナを採用している。

EVモデル(MINIクーパーSE 3ドア)
ガソリン車(MINIクーパーS 3ドア)

エンジン搭載モデルである新型MINI クーパーC 3ドアおよびMINIクーパーS 3ドアは、EVモデルとの差別化を図り、伝統のデザインコンセプトを踏襲。ドアハンドルやアンテナの形状、ホイールアーチの加飾などは、以前までのモデルの特徴を継承している。

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3種類からカスタマイズ可能なLEDシグニチャーライトやWelcome/Good-byeライトの採用など、新世代に相応しいMINIらしいギミックを新たに導入している点も見どころ。シグニチャーライトは、フロントおよびリヤライトの点灯方法を3つのパターンから選択でき、その日の気分でカスタマイズが可能だ。

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Welcome/Good-byeライトは、車両のキーを持った状態で車両に近づいたり離れたりすると、フロントおよびリヤのライトがまるで挨拶をするかのように点滅する、MINIらしい機能である。

※写真は欧州仕様。日本仕様は右ハンドル

インテリアは完全なデジタル化を実現。ステアリングホイールの背後に配置されていたメーターパネルは廃止され、運転に必要なすべての情報は、ヘッドアップディスプレイに映し出すことが可能だ。様々なものを削ぎ落とし、巧みにデザインされた高品質なコンポーネントによって、前方への視界が開け、広々とした室内空間を創出している。

※写真は欧州仕様。日本仕様は右ハンドル

広々としたカーブを描くダッシュボードには、布地を連想させる新しい素材を初めて採用。リサイクル・ポリエステルを使用したこの新素材は、特別に開発された編み物を作るような製造プロセスにより、手入れが簡単な構造になっており、新型のインテリアは、温かみのある新素材によって作られている。

※写真は欧州仕様。日本仕様は右ハンドル

最先端の有機ELテクノロジーが採用された大型の円形センターディスプレイには、直径240mmの高品質ガラスが使用され、最適化された高感度タッチ機能を装備。スマートフォンを操作するように直感的な操作が可能で、メインメニューでは、各機能がウィジェットとして横並びに配置され、スワイプやタッチで操作する。メーターパネルとしての機能はもちろん、AR機能付きナビゲーションシステム、メディア、電話、エアコン、各種設定等々、すべて円形有機ELディスプレイで一括して操作する。

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新型は全車標準装備のMINIエクスペリエンスモードにより、インテリアの雰囲気を一変させることが可能だ。ダッシュボード上に最大7パターンの光のグラフィックを投影させることで、光のパターンとアンビエントイルミネーション、そして新たに作られたMINIドライビングサウンドにより、インテリア全体の印象が変化。各モードのそれぞれのデザインにはダイナミックな背景があり、個人の好みに応じて選択することができる。これらの新たな機能は、個性を活かす手段ともなり、例えば、パーソナルモードでは、お気に入りの画像をディスプレイの背景に設定することができ、また、ビビッドモードを設定すると、流れている音楽のカバーアートの色に合わせたライトエフェクトが25色の中から自動で選定され、ダッシュボード上に投影される。

モデルラインアップは、ガソリン仕様とEVモデルそれぞれ2グレードの計4グレードが設定された。各グレードに搭載するパワートレインは以下のとおりで、駆動方式はいずれも前輪駆動。日本仕様はいずれも右ハンドルだ。

MINIクーパーC 3ドア(税込396万円)
156ps/230Nmを発する1.5ℓ直列3気筒ターボエンジンと7速DCTを搭載。0-100km/h加速タイムは7.7秒。
MINIクーパーS 3ドア(税込465万円)
204ps/300Nmを発する2.0ℓ直列4気筒ターボエンジンと7速DCTを搭載。0-100km/h加速タイムは6.6秒。
MINIクーパーE 3ドア(税込463万円)
184ps/290Nmを発する電気モーターと40.7kWhのバッテリーを搭載。一充電走行距離は305km(欧州仕様値)で、0-100km/h加速タイムは7.3秒。
MINIクーパーSE 3ドア(税込531万円)
218ps/330Nmを発する電気モーターと54.2kWhのバッテリーを搭載。一充電走行距離は402km(欧州仕様値)で、0-100km/h加速タイムは6.7秒。

先進運転支援機能では、高性能カメラ&レーダーと高性能プロセッサーによる高い解析能力によって、より精度と正確性が向上した、最先端の先進安全機能ドライビングアシスト(※)を、新型MINI クーパーS 3ドアおよびMINIクーパーSE 3ドアに標準装備。
※アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)/レーン・チェンジ・ウォーニング(車線変更警告システム)/レーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告システム)/衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)/クロス・トラフィック・ウォーニングで構成

さらに、新型MINIクーパーS 3ドアおよびMINIクーパーSE 3ドアに標準装備となるパーキングアシスタントには、鮮明な画像により車両の周りの状況が確認できるサラウンドビュー機能、並列および縦列駐車を容易にするパーキングアシスト機能、ペダル踏み間違い急発進抑制機能に加え、車速35km/h以下で直前に前進したルートを最大50mまでを記憶し、その同じルートをバックで正確に戻ることが可能となるリバースアシスト機能が採用されている。

さらに前出2グレードには、車載カメラを使用した全方向(前後&左右)記録可能なドライブレコーダーを標準装備。後付けのドライブレコーダーと異なり、車両後方の映像もウィンドウ越しではなく直接撮影するので、あおり運転等の危険運転車両と遭遇した際に、車両のナンバーも鮮明に記録すると同時に、サイドのカメラで幅寄せの映像記録にも対応する。また、前方カメラを使ってドライビング中に前方の美しい景色を記録することも可能だ。

※写真は欧州仕様。日本仕様は右ハンドル

そのほか、AI技術を活用することで、音声会話だけで車両の操作、情報へのアクセスが可能となる最新の機能「インテリジェントパーソナルアシスタント」を採用。今までの音声入力と異なり、より自然な会話に近い言葉で、ドライバーの指示や質問を理解し、適切な機能やサービスを起動可能にするほか、使用頻度に応じてドライバーの好みを学習し、長く乗り続けるほどドライブにおける真のパートナーとしての役割を担うことが可能となる。

「Hey MINI(ヘイ、ミニ)」と呼びかけるか、ステアリングホイールのトークボタンを押すことで起動し、ナビゲーション、電話、ラジオ、空調管理など、主要な機能を操作することが可能となり、音声操作によるコミュニケーションは、円型有機ELセンターディスプレイ上に、グラフィック、テキスト、アバターからなるアニメーションの形で表示される。

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