アルファロメオは現在、欧州Bセグメントに位置するコンパクトSUV「MILANO」(ミラノ)を開発中だが、その市販型プロトタイプをカメラが初めて捉えた。
ミラノは「ステルヴィオ」、「トナーレ」に続くSUVシリーズの第3弾であり、欧州以外の市場にも導入予定のグローバルモデルだ。パワートレーンはブランド初となるフルエレクトリックが確定していたが、今回は内燃機関バージョンの捕獲に成功した。
開発は終盤に入っているが、同ブランドではスーパーカー「33ストラダーレ」第2世代と同じチームによって開発、「正確なステアリング、高いグリップでの高速コーナリングを実現する」と主張している。
捉えたプロトタイプは、デザインのディテールを隠しているが、フロントエンドには、お馴染みのアルファグリルの両側に、3つの超薄型LEDデイタイムランニングライトを配置することが予想されている。
側面では、ウエストラインがリアドアで上昇、リヤドアハンドルがウインドウ側のフレームに取り付けられる。これまでリリースされていたティザーイメージでも明かされていなかった後部だが、今回捉えたプロトタイプでは、大きくラウンドしたクリアブラックのセクションに、L字型のLEDが並ぶという予想CGを裏付けるデザインの一部が露出、ルーフスポイラーには、上下二段のデュアルLEDが配置されている。またバンパー後部には、デュアルエキゾーストパイプがインストールされており、このプロトタイプが内燃機関エンジンを搭載していることがわかる。
市販型では、「e-CMP」プラットフォームを採用。パワートレーンに関しては公式発表されていないが、EVには、プジョーe-2008と同じ54kWhのバッテリーパックが搭載され、同車の252マイル(406km)の航続距離に近づくはずだと予想している。しかし、156psのプジョーとは異なり、全輪駆動が提供されるため、ミラノでは0-100km加速の9秒は大幅に改善されるはずだ。
ガソリンエンジンモデルでは、1.2Lターボエンジンを48Vマイルドハイブリッドがサポート、最高出力136psを発揮すると予想されるが、より強力なガソリンエンジン搭載モデルの登場も噂されている。
ミラノのワールドプレミアは、4月10日が濃厚となっている。