「史上最もダイナミックなタイカン」と称される、新グレードのティザーイメージでは、固定リヤウィングを含むアグレッシブなエアロパッケージなど、スクープ班が捉えたプロトタイプと同様であることがわずかにわかる。
おそらく、市販型では、新デザインのアロイホイールを履き、統合されたサイドフィンを備えた、スプリッターとディフューザーが装備されるはずだ。そして最も重要なのは、よりアグレッシブなシャシーセットアップを特徴とし、より大きなパワーと軽量化の恩恵を受けることだろう。
現在のラインアップ中、最速モデルである「タイカン ターボS」は、デュアルモーターを積み、最高出力952psを発揮、0-96km/h加速は2.3秒で駆け抜けるが、新グレードでは、トリプルモーターを積み、最高出力1000psを超えてくると予想される。
ニュルではすでにタイムアタックが開始されており、テスラ「モデルSプラッド」の持つラップタイム、7分25秒231を約18秒も短縮する7分07秒55を達成、リマック「ネヴェーラ」よりわずか2秒遅れながら、タイカンターボSよりも26秒も速いレコードを叩き出したと伝えられている。
市販型の車名は「タイカン ターボGT」が最有力候補として挙げられている。