初代となる現行型レンジローバー ヴェラールは、2017年から販売されているが、第2世代でついにBEV化される。
市販型では、同社の今後のEVに動力を供給する、JLR の電動モジュラーアーキテクチャ(EMA)を使用して製造される。これは、英国ヘイルウッドにある同社の刷新された向上で生産される、ランドローバーの新しいBEVモデルのうちの最初のモデルとなり、その後にレンジローバー「イヴォーク」と、ランドローバー「ディスカバリー スポーツ」の後継EVが続くことになる。
凍てつくフィンランド・ラップランドで捉えたプロトタイプは、厳重なカモフラージュで隠されている。洗練されたシルエットが見てとれるが、低床設計はオフロード性能よりも、高速道路の性能に焦点を当てている可能性がある。言い換えると、背が高く箱型でオフロード志向のデザインを維持すると予想される、フラッグシップのレンジローバーではない可能性を示唆している。代わりに、レンジローバー ヴェラール後継モデルであると推測されるが、EV版が同じ車名を維持するかどうかは不明だ。
滑らかな側面からは、低いルーフラインと長いリアオーバーハングが見てとれ、3 列目のシートの潜在的なスペースを示している。ルーフには、目立つ偽装があるが、隠されたコンポーネント、おそらく車両の運転支援システム用のセンサーの可能性が高い。また後部ではかなりスリムなLEDテールライトの一部が見てとれるほか、テールゲートが拡大されていると同時に、リアウィンドウがコンパクトに新設計されているように見える。
レンジローバー ヴェラールEVのワールドプレミアは、2025年と予想され、同年内に生産が開始予定となっている。次世代型EVは、ポルシェ・マカンEVと競合する位置付けにあり、レンジローバーなどに比べ、オンロード性能を重視したSUVになるだろう。