日産自動車は、2026年までに全世界で30以上の新型モデル投入することを発表した。発表の際に公開されたティザービデオで注目したのは、今年後半にデビューが予想されている「スカイライン」次世代型に設定される「クロスオーバー」らしき車両だ。
ティザーイメージを見ると、LEDテールライトの丸い形状から、一見「GT-R」と間違えそうだが、よく見ると、このモデルはファストバックのシルエットに5ドアのボディスタイル、またはクーペ クロスオーバーの可能性が高い。SUVと比べて座高は低く、従来のセダンや4ドアクーペよりは若干背が高いモデルだ。
フロントエンドでは、スリムなLEDヘッドライトが、点灯する日産エンブレムの下に接続され、その鋭いエッジがたバンパーのラインに沿っている。またグリルがないことから、これがフルエレクトリックである可能性を示唆している。
スカイライン クロスオーバーは、インフィニティ「EX35」の日産バージョンとして日本市場に投入されていたモデルで、2009年から2016年まで販売されていた。日本では1代限りで生産終了となりましたが、海外では、2014年から「QX50」に改名して販売されているほか、2020年には「QX50」のクーペバージョンとして「QX55」が投入されている。次期型では、今後発売されるインフィニティEVとプラットフォームを共有する可能性がありそうだ。
これまでの噂では、次期スカイラインは、セダンとクロスオーバーの両モデルで登場すると予想されていたが、ティザーイメージを見るとその融合モデル1台のようにも思える。
どちらにしても、日本市場に導入されれば、トヨタ「クラウン」の直接ライバルとなることは間違いない。