ヤマハが低速電動車を活用した移動サービスの販売店契約をアイサンテクノロジーと締結

ヤマハ発動機とアイサンテクノロジーはこのほど、「グリーンスローモビリティ(以下GSM)」の販売店契約を締結したことを発表した。GSMは、車速20km/h未満で公道を走ることができる電動車を活用した小さな移動サービスで、その車両も含めた総称を指す。

ヤマハ発動機が車両の提供を、アイサンテクノロジーが実証実験の調整なども含めた販売やアフターサービスを担う

今回の契約では、GSMの提供やサービスを通じて、地域交通課題の解決や低炭素化、地域活性化など、さまざまな課題解決に寄与し、サステナブルな社会の実現に貢献することを目指している。ヤマハ発動機のモビリティ開発、量産ノウハウと、アイサンテクノロジーのもつ自動運転ソフト開発力などを活かし、ヤマハ発動機が車両の提供を、アイサンテクノロジーが実証実験の調整なども含めた販売やアフターサービスを担う。

ヤマハ発動機のGSM「AR-07」

ヤマハ発動機のGSMは運転が簡単で、高齢者も乗り降りしやすい低床でオープンなつくりが特徴。また、車幅などがコンパクトであることから、道幅が狭く公共交通を整備しにくかった地域の足になることが期待されている。GSMの導入事例は徐々に広がり、市場導入は累計100件以上(実証実験含む)となっている。

アイサンテクノロジーはGSMの販売網として、車両を販売するだけでなく、同社独自のGSMへの自動運転機能の実装や車両販売を通じて、社会的なインフラと協調し、サステナブルな社会に貢献できるように取り組んでいく。

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