まだまだ続く! 次期カイエン・ガソリンモデル
初代カイエンは2002年にデビュー。第3世代となる現行型は2018年から販売されている。フェイスリフトの好影響もあり、昨年はブランド全体の32万201台のうち、8万7553台を販売、同ブランドで最も売れたモデルとなった。2026年には次期型のEVモデルが登場することでさらに人気が高まると予想されるが、プロトタイプを初めて捉えたことで、ICEを搭載したモデルも発売されることが濃厚となった。
ただし、わずかな疑問が残る。昨年行われた7年ぶりの大幅改良には、バンパーデザインやLEDデイタイムランニングライトの刷新だけでなく、新しいパワートレイン、新しいシャシー技術、改良された運転支援ガジェットが含まれており、2020年代終わりの販売終了に向けたビッグマイナーチェンジかと思われていたからだ。
果たして、捉えたプロトタイプのミュールの下には何が隠されているのだろうか。
フロントエンドには巨大なエアインテークを装備、後部にはクワッドエキゾーストパイプをインストールしていることから、次期EV用プロトタイプでないことは間違いない(次期EVはマカンのミュールでテスト中を確認)。
また、プラットフォームを共有する兄弟モデルのアウディ「Q7」は、2026年か2027年に最後のICE世代を導入することが確実視されており、やはりガソリンエンジンの需要がまだまだあるための措置として、カイエン次期型のICEモデルの可能性が高いと見ていいだろう。
EVバージョンを含む次期カイエンの続報が入り次第、お伝えしていこう。