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トヨタとダイハツは、今後ダイハツが「軽自動車を中心に据えたモビリティカンパニー」として再生していく中で、2024年5月1日付で海外事業における両社の体制を見直すと発表。ダイハツにおける認証不正の再発防止の徹底とともにダイハツのリソースとその実態に合わせた推進体制とし、ダイハツの強みを生かした「もっといいクルマづくり」「モビリティ社会の実現」を目指す。
体制変更の具体的な内容は?
具体的には、両社にまたがる「新興国小型車カンパニー」が廃止され、海外事業においてはトヨタが開発から認証までの責任を持つことになる。その上でダイハツがトヨタの委託を受け実際の開発を担う委託形態を採り、今後のモデルチェンジ等から順次変更されていく。
変更の概要は以下の通り。
- 製品企画機能は、トヨタ・ダイハツにまたがる「新興国小型車カンパニー」からトヨタの「Toyota Compact Car Company」へ変更。Toyota Compact Car Companyからダイハツへの委託とすることで、トヨタが開発から認証までの責任を持つ体制に変更。
- トヨタブランドの事業・商品企画機能をトヨタの事業・販売ビジネスユニットへ移管。
- リソース管理・適正化など上記以外の委託に関わる部分もトヨタへのレポートラインに変更し、トヨタと連携を強化。
なお、トヨタ ダイハツ エンジニアリング アンド マニュファクチャリング(以下 TDEM)とトヨタ モーター アジア パシフィック(TMAP)は、アジア地域本社として社名を「トヨタ モーター アジア(以下 TMA)」に変更。トヨタのアジア本部に属する。今回の体制変更に基づき、アジアの地域で2社がより自立、協調した組織を目指すことになる。