日産は、2024年3月25日に発表された中期経営計画「The Arc」において、2024年度から2026年度にかけて約3年間で30車種の新型モデルを投入すると説明したが、その中の1台が「パトロール/アルマーダ」だ。
初代パトロールは、1951年に登場。日本市場では「サファリ」の名称で1980年から2007年まで販売されていた。6代目となる現行「Y62型」系は2010年に発売。主にUAEなどの中東市場やアフリカで販売されている。
次期型では大型ラダーフレームシャシーを採用。お馴染みKOLESA RUから提供された予想CGでは、現行型のコの字型LEDデイタイムランニングライトがメインヘッドライトを囲むデザインが、次期型ではサイズの異なるコの字LEDが上下二段に配置されている。
後部では、スポーティーなルーフスポイラーを装備し、バンパーに横基調の反射板を配置。フロントLEDと同様のデザインの二段テールライトがストリップライトバーで接続されるなど、完全に新設計されていることがわかる。
パワートレインはV型8気筒エンジンを廃止。兄弟モデルとなるインフィニティ「QX80」が搭載する3.5L V型6気筒DOHCツインターボエンジンを採用し、最高出力450psを発揮。V8より加速性などの動力パフォーマンスが向上すると予想される。
一方電動化も気になるところであり、とりあえず非ハイブリッドのガソリンモデルのみを提供するようだが、今後e-POWER搭載モデルが導入される可能性もありそうだ。
フルモデルチェンジを機に、日本市場にサファリが復活すれば、人気爆発中のトヨタ「ランドクルーザー」最大のライバルとなることは間違いない。