イスパノ・スイザは1902年に設立されたが翌年倒産。1904年に復活し1953年まで、レーシングカーや高級車、航空機エンジンを製造した名門だ。その後、2000年に再度復活し、2020年にはフルエレクトリック・ハイパーカー「カルメン」を、2021年には「カルメン・ブローニュ」を発売した。
ブランド復活第3弾となる「カルメン・サグレラ」は「カルメン」をベースしているが、いくつかのアグレッシブなアップグレードを提供すると思われる。
ティザーイメージでは新設計された大型リアウィングを装備。カーボンファイバー製のウィングにはゴールドのアクセントが施されている。
またフロントホイールアーチの空力ルーバー、サイドミラーのゴールドアクセント、改良されたリアクォーターパネル、ルーフ上の大型シャークフィンアンテナなども確認できる。
スペックはほとんど明かされていないが、オリジナル「カルメン」の80kWhパックから103kWhバッテリーへと進化することがわかっている。これは必然的に航続距離に利益をもたらし、電気モーターによる素晴らしいブーストを得られることが期待される。標準モデルのカルメンは最高出力1005馬力を発揮、限定モデルのカルメン・ブローニュは1100馬力の最高出力を持つが、サグレラはおそらく両車を上回るパワーが与えられるだろう。
またキャビン内もいくつかのアップグレードが予想されるが、詳細は明かされていない。
「カルメン・サグレラ」のワールドプレミアは6月13日、スペインのサン・ペレ・デ・リベスで開催される特別イベントで行われると予想される。