同ブランドの主力商用モデルであるトランスポーターは、1950年に初代が登場、これが第7世代となる。基本的にはフォードのトランジット・カスタムをベースとしているが、VW独自のスタイリング的特徴を多く備えている。
新型は、廃止されたT6.1モデルに取って代わるもので、乗客重視のマルチバンとID. Buzzに加えられる、いわゆる“VW Bulliファミリー”の一員となる。
フォードのトランジット・カスタムと密接な関係にある中、VWのデザイナー、アルバート・キルジンガー氏率いるチームは、マルチバンとID.Buzzのスタイリング要素を組み合わせた、すぐに“フォルクスワーゲン”だとわかるノーズ・デザインに重点を置いたという。
サイドビューはフォードとほぼ共通だが、VWはフロントサイドウィンドウのベルトラインを完全にフラットになるよう設計。トランスポーターには、直径16、17、または19インチのアルミホイールの新しいデザインも用意される。最もクールなオプションは、6本の黒いスポークとダイヤモンドカットのリムフランジを備えた19インチのインディアナポリスアロイだ。
リヤセクションには、スリムなLEDグラフィックとボディカラーのインサートを備えた独自のテールライトが1組装備されており、レンジャーベースのVW アマロックを彷彿とさせる。また、ほとんどのバンと同様に、T7はテールゲートまたはデュアルドアのいずれかをセレクト可能となる。
T7新型の全長は、バージョンに応じて5050~5450 mm(198.8~214.6インチ)となっており、さまざまな内装構成で提供される。
パワートレインは、ディーゼルターボのTDI、4WDのTDI 4Motion、プラグインハイブリッドのeハイブリッド、完全電動のeトランスポーターのオプションを用意、最高出力は110psからフラッグシップEVの282psまでとなっている。
ティザー動画URL(https://youtu.be/5FLImlL-JtQ)