70万円の最新電動アシストマウンテンバイクにも乗れる!? 6月6日みなとみらいにオープンする「ヤマハ e-RIDE BASE」を見て・体験してきた!!

ヤマハ発動機は殿堂モビリティの発信基地として、eBike体験型ショールーム「YAMAHA e-DIDE BASE(ヤマハ イーライド ベース)」を横浜シンフォステージイーストタワー1F(神奈川県横浜市)に解説。2024年6月6日(火)にオープン。静岡県磐田市の「ヤマハコミュニケーションプラザ」に続くオフィシャルショールームの第二弾は、果たしてどのようなものなのだろうか?オープンを目前に報道陣にその内容が公開された。

イベント満載! e BIKEの乗車体験も! タダモノではないヤマハ発動機のショールーム、横浜みなとみらいにオープン!

ヤマハ発動機は6月6日(木)、横浜みなとみらい 21 中央地区 53 街区の横浜シンフォステージ(YOKOHAMA SYMPHOSTAGE(TM) EAST棟1階に、ショールーム『Yamaha E-Ride Base(ヤマハ イーライド ベース)』をオープンすると発表した。6月6日(木)から7月7日(日)まで、オープン特別イベントとして、ヤマハとともに、両社施設を横断するスタンプクイズラリーを実施、オリジナルグッズがプレゼントされる。

見て、触って、乗って……ヤマハ電動モビリティを知る!体感する!

YAMAHA e-RIDE BASE

YAMAHA e-RIDE BASEはまだ正式オープン前ということもあり、表からは何の施設かはよくわからない状況ではあったが、入り口をくぐると森をイメージさせる装飾がある「00 FOREST」エリア、その先のエントランス「01 WORLD」にはやはり四季折々の自然をイメージさせる不思議な演出が施されていた。

「WORLD」と題した最初のエリア。
ゆらめく幕に自然の映像を投影。
映像は四季折々、移り変わる。

館内は大きく6つのエリアで構成されており、「00 FOREST」「01 WORLD」と題した最初のエリアになり、ここからその他のエリアに繋がっている。
ではどのようなエリアがあるのかを紹介していこう。

■02 THEATER
半円形のシアタールームとなっており、ヤマハのモビリティをアピールする映像を大画面で見ることができる。特にこのYAMAHA e-RIDE BASEのメインコンテンツであるeBikeのプロモーション映像は、視聴者にeBikeへの興味を掻き立てる。

180度はあろうかというサイズのパノラマシアターの没入感は大画面ならでは。
ヤマハの乗り物が次々と登場。マリンではボートとジェットスキー。
ATVとバイク。
空撮はヤマハのドローンによるものか?
そしてYAMAHA e-RIDE BASEのメインコンテンツであるeBike。大自然でeBikeへの興味を掻き立てる。

面白いのはこの映像に続きアニメーションが流れるのだが、これまでの大自然とは異なり一転横浜、YAMAHA e-RIDE BASEのあるみなとみらいがモチーフになっている。そして、視聴者をeBikeへの試乗に誘う演出なっているのだ。

続いて別の映像がスタート。
eBikeのアニメーション映像。
背景は横浜・みなとみらい。
アニメーション映像が体験試乗に誘う。

■03 PORT
eBikeが展示される試乗受付エリア。ここで試乗を申し込み、eBikeで横浜の街に出発する。一角にはメンテナンススペースが併設されており、試乗車の整備の様子を見ることもできるようだ。試乗の詳細については後ほど紹介する。

「03 PORT」。試乗・展示車両と試乗受付カウンター。

■04 LAB
ヤマハのヒストリーや最新電動モビリティの展示、電動車椅子の試乗などが行える。見どころは世界初の電動アシスト自転車「PAS」の礎となった極初期の試作車と、PASの開発ストーリー映像。これは必見だ。

ヤマハのイノベーションヒストリーを1枚に描いたイラストボード。
細心の電動モビリティを展示。こちらはPASシリーズ。壁に沿ってYPJシリーズに続いていく。
コチラはバイク。トライアルマシンのTY-E、スクーターのE01とeビーノが並ぶ。
左に展示されているのがPASに繋がる開発試作車。その左で開発ストーリー映像を流している。また、2台の「MOTOROiD」を展示しているのは企画展示コーナー。いずれもお触り厳禁だが、貴重な車体を間近に見ることができる。

■05 LOUNGE
最後のエリアはヤマハ発動機の多様な活動、最近の例では「ヤマハクリーンウォーターシステム」など、を紹介しつつ来場者がゆっくりできるくつろぎスペース。

カートはベンチ。カウンターではヤマハ電動アシスト自転車の故郷である静岡県周智郡森町のお茶が振る舞われる。

このラウンジでは無料でお茶が振る舞われるほか、来場者にはお土産としてモビリティサブレがもらえる。モビリティサブレは全8種。通ってコンプリートしたくなるところだ。さらに、オリジナルグッズも販売しており、遊びに来た際の思い出になることだろう。

モビリティサブレは全8種類。eBike、バイク、ボート、水上バイク、バギー、無人ヘリ、スクーター、やま葉というラインナップ。ちなみに、「うなぎパイ」で有名な浜松の春華堂謹製だ。
オリジナルグッズコーナー。手ぬぐいやメモ帳など実用品やオシャレなステッカーなどを用意。いずれも記念に手に取りやすいお値段。

YAMAHA e-RIDE BASEは入り口の「00 FOREST」から「05 ROUNGE」 のラウンジまで一連の流れになっている。「02 THEATER」でeBikeへの興味が高まり、「03 PORT」で実車に触れて試乗する。試乗から戻ってきたら、「04 LAB」でヤマハ電動モビリティについての関心を満たし、最後に「05 ROUNGE」でひと息入れて、お土産を買ってYAMAHA e-RIDE BASEを後にする……そんな施設なのだ。

eBike横浜ガイドツアーを体験!

YAMAHA e-RIDE BASE

YAMAHA e-RIDE BASEではスポーツ電動アシスト自転車「eBike」で横浜の街を1回30分ほど自由に走れる「eBike乗車体験」が無料で楽しめる。随時開催されており、気軽に参加できるのが嬉しい。
さらに、グランドオープン期間の一部土曜日(開催日は後述)にはスタッフのガイドによる横浜のスポットを巡る「eBike横浜ガイドツアー」も開催される。

ランドマークタワーやよこはまコスモワールドなど、みなとみらいの有名スポットを遠望する万国橋。

今回のお披露目でこのガイドツアーを体験。みなとみらい地区のメインストリートとも言える国際大通りを中心にヤマハeBikeよるみなとみらいサイクリングを楽しんだ。
横浜市は自転車利用環境の整備に積極的で、みなとみらいエリアの自転車専用レーンは十分な幅もとられており非常に走りやすい。

みなとみらい橋からはパシフィコヨコハマやヨコハマグランドインターコンチネンタル

基本的にフラットなみなとみらいエリアでアシストが無くても特段体力が無くても楽しめるのだが、アシストによりより楽に走ることができる。また、橋を越える際は数少ない登りになるのだが、eBikeのアシスト性能をより体感することができた。

みなとみらい橋から横浜港と横浜ベイブリッジを遠望。橋の登りではeBikeのアシスト性能をより体感できる。

出発前にはスタッフによるコースの説明のほか、交通ルールやライド時の注意点、ライド中にガイドが使用するハンドサインの説明があり、安全には細心の注意が払われている。

スタート前にコースと安全に関するグリーフィングを実施。
ライド中にガイドが使用するハンドサインなども説明。

また、ヘルメットやグローブ、バッグなどは無料でレンタルできるけだでなく、貴重品を預けるロッカーも完備されており、手ぶらで行ける気軽さも嬉しいポイントだ。

レンタルのヘルメットやグローブ。バッグは荷物の量に応じて3種類を用意しているが、大きな荷物や貴重品はロッカーに預けられる。

なお、横浜ガイドツアーについてはグランドオープン期間後も土曜日を基本に開催を予定しているという。コチラはグランドオープン期間中も含めて要予約だ。

ガイドによるエスコートで安全なライドが楽しめる。
さらに横浜の各スポットについての紹介もあり。

レンタルできるeBikeは基本的にスポーツタイプ!トップモデルは70万円!?

eBike体験でレンタルされる電動アシスト自転車は基本的にスポーツモデルの「YPJ」シリーズ。本格的なマウンテンバイクやクロスバイク。価格は30万円台から70万円台と、いわゆる電動アシスト自転車としてイメージするPAS(パス)とはスタイルも性能も価格も一線を画するモデルだ。

試乗可能なYPJシリーズはいずれもスポーツモデル。

試乗車についてはスタッフが来場者に最適な車種をセレクトしてくれる。体格や経験に合わせて無理のない車種で安全で快適なライドを楽しめるというわけだ。
以下、試乗車として用意されているモデルを紹介しよう。

YPJ MT-PRO(74万8000円)
フルサスペンションと前後油圧ディスクブレーキを搭載したeMTB(マウンテンバイク)。ヤマハ最小・最軽量ドライブユニットPW-X3を採用したフラッグシップモデル。本格的なMTBなのでギアの段数も多く、アシストなしでも試乗コースはスイスイ走れた。
アシストとバッテリーのインジケーターがハンドルポスト左に。ライトスイッチも併設される。
アシストレベルを操作するシーソースイッチはハンドル左側に。レバーはシート高調整用。
シフトレバーはプッシュ(ダウン)・プル(アップ)。
ヤマハ最小・最軽量ドライブユニットPW-X3を採用。
外装12段変速。変速機構はリヤのみ。コンポーネンツはシマノ。
前後フルサスペンションはROCKSHOX製。
WABASH RT(43万8900円)
唯一のドロップハンドル車はオンロードの快適性とオフロードの走破性を両立する電動アシストグラベルバイク。
WABASH RT
WABASH RT
YPJ-XC Final Edition(43万5600円)
オフロードからタウンライドまでアグレッシブな走りを体感できるマウンテンバイク。
CROSSCORE RC(31万7900円)
日常的なコミューターとしても、スポーツライドでも快適な走りが楽しめるクロスバイクタイプ。
CROSSCORE RC
CROSSCORE RC

グランドオープン記念イベントも予定されている

6月6日のグランドオープンから7月7日までグランドオープンを記念した各種イベントが予定されている。とうもろこしの無料配布やスタンプラリー、オリジナル巾着づくりなど、充実したコンテンツが予定されている。

【グランドオープンプレゼント】 6/6(木)、6/8(土)、6/9(日)
各日先着500名に「甘々娘(かんかんむすめ)」が配布される。甘々娘は、ヤマハ電動アシスト自転車ドライブユニットの製造工場がある静岡県周智郡森町の特産品で、糖度18~20度のとうもろこしだ。朝採れが先着順に配られる。

【デジタルスタンプラリー】 6/6(木)~7/7(日)
ヤマハミュージック横浜みなとみらいとのコラボ企画。スタンプラリーにゴール後のガチャには、様々なヤマハ発動機×ヤマハのオリジナルグッズが景品として用意されている。

【eBike横浜ガイドツアー】 6/8(土)、6/15(土)、6/22(土)
スポーツ系電動アシスト自転車eBikeに乗って、横浜のおすすめスポットを周遊。約1時間半の体験ができる。スタッフのガイドにより自転車ビギナーでも安心して参加できる。
※事前予約制

【オリジナル巾着づくり】6/23(日)、6/30(日)
来場記念に、生地にスタンプを押して自分だけのオリジナル巾着が作れる。
※各日先着100名

YAMAHA e-RIDE BASEイベント案内
YAMAHA e-Ride Base(ヤマハ イーライド ベース)
所在地:神奈川県横浜市西区みなとみらい5-1-2 横浜シンフォステージ イーストタワー1F
営業時間:夏期(3月~11月) 10:00-19:00 /冬期(12月~2月) 10:00-17:00
休館日:毎週火曜/毎月第1・第3月曜
入館料:無料
アクセス:みなとみらい線 『新高島』 駅4番出口から徒歩1分

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