ヤマハ発動機が「第25回実装プロセステクノロジー展」に出展!新コンセプト「Perfect Fit Automation」とSMT生産フロア無人化コンセプトを展示

「第25回実装プロセステクノロジー展」 ヤマハ発動機ブース(イメージ)
ヤマハ発動機は、6月12日(水)から6月14日(金)まで、東京ビッグサイトで開催される電子部品実装技術の総合展示会「第25回実装プロセステクノロジー展」に、SMT(Surface Mount Technology / 表面実装技術)の新たなコンセプト「Perfect Fit Automation」の下、各種製品やサービスを出展することを発表した。「Perfect Fit Automation」は、SMT生産工程の上流から下流までの全てのプロセスで、顧客の現場の状況に応じ、最適な自動化を提案するものである。プロセスごとに自動化の提案を行うことで、多種多様な設備やシステムと適切に連携させ、工場全体を最適化するスマートファクトリーの具現化を目指す。

新コンセプト「Perfect Fit Automation」について

小型化・高密度化・高機能化・多様化とともに、製品サイクルの短期化が加速している昨今の生産現場において、高速大量生産から多品種少量生産、また車載エレクトロニクスに家電、パソコン、携帯電話など、SMT生産設備に求められるニーズは顧客によって多様化している。なかでも大規模な生産現場では、SMT生産工程ごとにスペシャリストが管理し、複数メーカーの多種多様な生産設備が混在する中、それらとのシームレスな連携と最適化が欠かせない。SMT生産フロアにおける主要な設備やシステムをラインナップするヤマハ発動機では、そうした個々の状況に応じて設備を使うプロセスごとの最適な自動化提案を行っており、今回改めて「Perfect Fit Automation」と定義された。

一方、省人化、スキルレス化が強く求められる中小規模の生産現場では、ヤマハ製品のフルラインナップによって高度な生産を実現する従来の「1stop Smart Solution」コンセプトが推進されている。いずれも、”止まらない””不良を作らない””オペレーターフリー”な高効率実装工場「Intelligent Factory」を目指している。

ブース概要

「第25回実装プロセステクノロジー展」 ヤマハ発動機ブース(イメージ)

①Perfect Fit Automation コーナー ~SMTプロセスごとの工数低減・自動化ソリューション体験~

ヤマハ発動機の新しいSMTコンセプト「Perfect Fit Automation」を具体的な例を挙げて説明している。SMT生産工程それぞれにおける「生産計画・データ作成」から「生産準備」「生産中」「トラブルシュート」「メンテナンス」「検査」といった6つのプロセスにおいて、生産規模に関わらず、既存の設備やシステムとのシームレスな連携を図り、導入先の顧客にとって最適な自動化・自律化が実現できるソリューションを提案する。課題のある生産工程にヤマハの製品を活用することで、生産システム全体を最適化し、収益性向上に寄与することを目指す。SMT生産工程における主要設備を取りそろえているヤマハだからこそ、さまざまな環境・条件にあった製品の選択が可能となる。

SMT生産フロア自動化コンセプト展示 ~部品補給を中心としたSMT生産フロアの無人化の実現へ~

「Perfect Fit Automation」が目指す未来の姿を一部、紹介される。自動部品補給に対応した「自動化マウンター」、補給予定の部品が取り付けられたフィーダーを事前に蓄え次の補給に必要なフィーダーを自動的に出庫する「デリバリーステーション」、これらの間でフィーダー搬送および交換作業を行う「チェンジャー」(いずれも参考出品)を用い、SMT生産フロアにおいて最も工数の掛かる部品補給作業の自動化を見据えたソリューションを提案する。これにより、部品補給が間に合わず、マウンターが停止することのないラインが実現される。

1 Stop Smart Solution(新世代YRシリーズ)ライン展示 ~ラインナップ、極まる~

従来から提唱している「1stop Smart Solution」は、マウンター、印刷機、ディスペンサー、検査装置など、ヤマハ発動機の幅広い製品群を活用し、ブラックボックスの無いスムーズで高度な装置間連携により、SMT生産工程の高効率化が総合的に実現される。ヤマハ製の製品ラインで実現する「Intelligent Factory」の具体例を、プレミアム印刷機「YRP10」、プレミアム高効率モジュラー「YRM20」×2、3Dハイブリッド光学外観検査装置「YRi-V」を用いて紹介される。

キーワードで検索する

著者プロフィール

MotorFan編集部 近影

MotorFan編集部