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研ぎ澄まされたフェイスとダイナミックなプロポーション
新型BMW 1シリーズのスポーティなオーラは、ロングノーズ・ショートデッキのスポーティなスタイリングで強調されている。5ドア・モデルの外形寸法は、先代モデルからわずかに変更されただけで、全長は4361mm(先代比+42mm)となり、ホイールベースは2670mmとなった。全幅は1800mm、全高は1459mmとなった(先代比+25mm)。先代よりもフロントエンドが低くなっており、スポーティなキャラクターがアピールされている。
フロントエンドのキドニーグリルは、縦と斜めにバーが入った新デザインのものが採用されている。標準装備のLEDヘッドライトは、デイタイムライトとウィンカーに印象的な縦型エレメントが採用されている。サイドビューでは、長いルーフスポイラーとサイドエア・ディフレクターが伸びやかなシルエットを強調し、リアに向かって細くなるフラットなウィンドウグラフィックが特長的だ。
プレミアム・スポーティかつレザーフリーのインテリア
新型BMW 1シリーズの新デザインのインテリアは、標準仕様でレザーを一切使用せず、スポーティなアクセントを効かせたモダン・プレミアムな雰囲気と、最大5名まで乗車可能なゆとりあるスペースが実現されている。シートが新設計されており、長距離移動でも高い快適性が実装されている。シートヒーターと、運転席側のメモリーを含む幅広い電動調整機能が用意されている。スポーツシートにはオプションでマッサージ機能も用意されている。ラゲッジスペースは通常380Lだが、リアシートを倒すと1200Lまで拡大することができる。
ドライバーシート、ダッシュボードはデザインが整理され、先進的でプレミアムな雰囲気を醸し出している。一体型のフルデジタル・ディスプレイは、10.25インチのドライバーディスプレイと10.7インチのマルチメディア・ディスプレイで構成されている。一貫したデジタル化により、コックピット内のボタンやスイッチなどの数が大幅に削減されている。エアコン関連もデジタルで制御されている。
新世代エンジン、デュアル・クラッチ付き7速ステップトロニック・トランスミッションを標準装備
新型BMW 1シリーズに搭載されるエンジンはすべて、BMWグループの最新世代モジュラーエンジンが搭載される。新型120に搭載される3気筒ガソリンエンジンは、最高出力170HPを発揮し、0-100km/h加速7.8秒を達成。新型120dの4気筒ディーゼルエンジンは最高出力163HPを発揮し、0-100km/h加速7.9秒を達成する。どちらも48ボルトのマイルドハイブリッドと組み合わされ効率性をアップし、標準装備のデュアルクラッチ付き7速ステップトロニック・トランスミッションでパワーを伝達する。
モデルレンジの最上位グレードとなるMモデル、M135 xDriveには、最高出力300HPを発揮する4気筒ガソリンエンジンを搭載し、0-100km/h加速を4.9秒で達成する。スポーツステアリング、インテリジェント4WDを搭載し、俊敏なハンドリングパフォーマンスを披露する。また、モデル専用に、特定のサスペンション・コンポーネント、高剛性ボディ・軽量化、Mコンパウンド・ブレーキ、19インチ軽合金ホイールを内包したMテクノロジー・パッケージが用意されている。
通常の1シリーズでも、俊敏性やコーナリング性能が重視され、先進のシャシーテクノロジーには、最適化された運動力学、高予圧のアンチロールバー・マウント、新しいショックアブゾーバーなどが含まれている。フロントホイールのキャスターは20%増加し、特に方向安定性とステアリング感覚が研ぎ澄まされている。ホイールは、17インチ軽合金ホイールが標準装備されている(オプションで最大19インチまで装着可能)。
自動運転と駐車のための最新システム
新型BMW 1シリーズでは、標準またはオプション装備として、大幅に拡充された自動運転および駐車システムが装備される。標準装備には、前面衝突警告、車線逸脱警告、退出警告、交通標識認識機能を備えたドライビング・アシスタントと、後退支援機能を備えたパーキング・アシスタントが含まれている。パーキング・アシスタントは新型BMW 120/120dにも搭載され、スマートフォンから駐車などを操作することができる。
インフォテインメント・システムには、クイックセレクト付きBMW iDriveが搭載されている。新しいホーム画面では、各機能のアイコンが縦に並んで表示され、クイックセレクトにより、サブメニューに切り替えることなく、機能に直接アクセスできる。一貫してタッチ操作・音声操作のしやすさが重視されており、Apple CarPlayおよびAndroid Autoのスマートフォン接続にも対応している。