初代MU-Xは、2013年に「MU-7」後継モデルとして発売され、現行型となる2代目は2020年に登場、「D-Max」ピックアップトラックと同じラダーフレーム基盤を使用している。これが初の大幅改良になるが、いすゞは、日本市場でのSUVを含むすべての乗用車販売を2002年に終了しており、現在日本でいすゞ車を購入することは不可能となっている。
MU-Xは海外において、トヨタ「フォーチュナー」や三菱「パジェロ スポーツ」のライバルと並ぶ3列SUVの1台だが、競争力を高めるため、タイでアップグレード版とRSグレードを投入する。
ティザーイメージでは、2台のフロントエンドに焦点を当てている。シルエットでディテールははっきりしていないが、鋭く光るLEDヘッドライト、新設計された大型グリルが確認できる。また向かって右のRSバージョンはグリルパターンが異なり、エンブレムにライムグリーンのアクセントが付いているようだ。
パワートレインは、最高出力150psを発揮する1.9リットルディーゼルユニットと、最高出力190psを発揮する3.0リットルディーゼルがキャリーオーバーされ、市場に応じて6速マニュアルまたは6速オートマチックギアボックスを提供、後輪(2WD)または4WDラフテレーンモードが設定される。
MU-X新型のワールドプレミアは6月12日が有力とされているが、いすゞの日本市場における乗用車の復活があるなら、ぜひ導入してほしいモデルといえる。
タイ いすゞ インスタグラムに公開されたティザーイメージムービー。