BYDのエントリーSUV
「FANG CHENG BAO」は、日本市場でも徐々に知名度を上げている「BYD」が、SUVに重点を置いたプレミアムブランドの1つで、現在ラインナップに「Bao 5」が存在しているほか、今年後半にはフラッグシップモデル「Bao 8」が生産開始予定となっている。今回予告されているのは、ラインナップ最小モデルとなる「Bao 3」で、前述2台の下に位置する。
プロトタイプを見ると、大型ヘッドライトを装備、その上部には2本のスリムなLEDデイタイムランニングライトが走っている。
側面では、フレアホイールアーチが備わっており、存在感を増している。またルーフレール、スペアホイールキャリアも装備している。テールライトは、シンプルなLEDストライプで構成されており、現在のジェネシスモデルで使用されているライトと似ていることがわかる。
量産型では、BYDの「DMO」プラットフォームを採用、一部のメディアはバッテリー電気式になると報じているが、プラグインハイブリッドになるという情報も入手している。PHEVであれば、1.5リットルターボエンジンと2つの電動モーターを積む、兄貴分のBao 5と同様のパワートレインを共有するだろう。Bao 5では、フロントモーターは268ps(200kW)、最大トルク360Nmを発揮、リアモーターは382ps(285kW)、最大トルク400Nmを発揮する。Bao 5は31.8kWhのバッテリーパックを搭載しているが、Bao 3ではバッテリーパックはもう少しコンパクトになると予想される。
キャビン内では、ダッシュボードに大きなインフォテインメントスクリーン、フルデジタルインストルメントクラスターを装備、がっしりとしたステアリングホイール、トランスミッショントンネルの金属製スイッチギアなどが搭載されることがわかっている。