日産キャシュカイと競合するMG「ZS」次期型、公式デビュー前にデザイン流出!

MG ZS 次期型 パテント画像
MGのコンパクト・クロスオーバーSUV「ZS」次期型のパテント画像が流出、デザインが判明した。ZS次期型のワールドプレミアは、今年後半とみられるが、コンパクトSUV市場の競争は激しく、日産「キャシュカイ」をはじめ、ホンダ「HR-V」、マツダ「CX-30」などの国産勢や、ルノー「キャプチャー」やヒョンデ「コナ」など多くのライバルと対峙することになる。

上海汽車集団(SAIC)傘下のMGが製造・販売するサブコンパクト・クロスオーバーSUV「ZS」次期型の特許画像がリーク、最新情報を入手した。

MG ZS 次期型 パテント画像

ZSは「GS」に続く第二弾SUVとして、2017年に発売された。2019年には大幅改良が行なわれ、ヨーロッパで大ヒット、昨年12月にはスペインで最も売れている車としてNo.1を獲得している。またオーストラリアでも非常に人気があり、2023年には同セグメントでトップの座を獲得、優れたコストパフォーマンスを提供するZSは世界で評価されているモデルだ。

MG ZS 次期型 パテント画像

ZS次期型は、2028年までに8つの新モデルを発売するというMGの野心的計画のひとつで、中国自動車メーカーの市場拡大への取り組みを反映しているといっていいだろう。

特許画像を見ると、新設計されたグリルとスポーティーなバンパーを装備、LEDヘッドライトはより洗練され、ボンネットはより長く見えるなど「MG3」と共通点がみられる。またクロスオーバーのスタンスがより力強くアグレッシブになっていることがわかる。

側面からは、後方に向かって上向きにカーブしたショルダーラインやキャラクターラインを配置、ダイナミックな姿勢が強調され、より機敏な印象を与えている。リアセクションでは、ラップアラウンドLEDテールライト、新設計されたテールゲート、よりスポーティなバンパーが確認できる。

インテリアは不明だが、デジタルインストルメントクラスター、衛星ナビゲーション、Android Auto、Apple CarPlayと互換性を備えた10.25インチの充実したインフォテインメントシステムを備えるなど、MG3を反映する可能性が高いだろう。

次期型のプラットフォームには、MG4の基盤となるモジュラースケーラブル・プラットフォームを採用、パッケージングと安全性の利点が得られると思われる。また高度な運転支援機能には、自動緊急ブレーキ、車線逸脱警報、車線維持支援、アダプティブクルーズコントロール、渋滞支援などが搭載されるという。

現行型BEVバージョンは、50.3kWhのバッテリーパックと、前輪を駆動する最高出力130kW、最大トルク280Nmのシングルモーターセットアップを採用しており、ハイブリッドは、最高出力75kWのパワーと最大トルク128Nmを発揮する1.5Lアトキソンサイクル4気筒ガソリンエンジンを採用、100kW/250Nmの電気モーターと組み合わせて、システム合計143kW(192ps)を発揮する。次期型でも市場の好みに合わせ、ガソリン、電気、ハイブリッドなど様々なバリエーションが提供されるだろう。

ZS次期型のワールドプレミアは、今年後半とみられるが、コンパクトSUV市場の競争は激しく、日産「キャシュカイ」をはじめ、ホンダ「HR-V」、マツダ「CX-30」などの国産勢や、ルノー「キャプチャー」やヒョンデ「コナ」など多くのライバルと対峙することになる。

MG ZS 次期型 パテント画像

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1965年東京文京区生まれ・世田谷区在住。INS通信社を経て1996年に独立し、車ニュース配信会社アポロニュー…