先日、ランエボⅪあるいはその後継車の噂や別モデルのスパイショットを基にした、三菱の新型スポーツセダンの予想CGのプロトタイプが製作されたが、今回、さらにそれをもとにした予想CGが製作された。
CG を提供してくれたのはプロデザイナーのアレクシス・ボンセレ氏だ。他の予想レンダリングとは異なり、この“EVO XI”予想CGは既存車種の画像を加工したものではないのが特徴だ。デザイナーは人気の3Dソフトウェア『Blender』を使用してゼロから作成したという。
アレクシスは「“EVO” の一般的なプロポーションを念頭に置きながら、以前の世代からいくつかのヒントを組み合わせた」ため、このモデルは現状で三菱が提供できるであろうコンセプト画に近似したものになっているのではないかと語っている。
ディテールは現在最新のカーデザイン言語からスタイリングのヒントを採用しているようだ。フロントエンドには流行のスプリットヘッドライトを装備、ラリーカーにインスパイアされた形状の丸型LEDリングにグリルを兼ねた大きなバンパーインテーク、伝統的なボンネットスクープを配置している。
側面では、“10世代EVO”の特徴であった、なめらかでスリムな4ドアボディスタイルを維持、後部は同様にEVO Xのスタイリングを参考にしており、象徴的なウィングはそのままに、スリムなLEDテールライト、スポーティなディフューザーなどが、現代的なデザインへアップデートされている。
パワートレインは、2.0L 直列4気筒ターボチャージャーエンジン+電気モーターなどが予想されている。
すでに三菱自動車には後継モデルプロジェクトが存在するという情報もあるというのは冒頭お伝えした通りだが、現段階で濃厚とは言いづらい。それでも近い将来、三菱ランサーEVOと、スバルWRX STIのライバル関係が再び盛り上がることを静かに期待したい。