メルセデス・ベンツの最新オープン4シーター「CLEカブリオレ」が上陸! 60km/h以下なら走行中でもソフトトップの開閉が可能

メルセデス・ベンツ日本は6月25日、「メルセデス・ベンツCLEカブリオレ」の日本導入を発表し、同日発売した。「CLE 200カブリオレ スポーツ」の1グレード展開で、税込車両価格は936万円。ハンドル位置は右のみ。

ソフトトップの開閉は完全電動式で、オープン/クローズいずれも20秒以内で完了

※写真は欧州仕様。日本仕様は右ハンドル

CLEカブリオレは、今年3月に発売されたCLEクーペのオープントップモデル。スポーティなエクステリアデザインとエレガントなインテリアを併せ持っているのが大きな特徴だ。このたび発売されたCLE 200カブリオレ スポーツには、AMGラインエクステリアが標準採用されており、そのボディサイズは全長4850×全幅1860×全高1425mmで、ホイールベースは2865mm。CLE 200クーペ スポーツより全高が5mm高いディメンションである。

※写真は欧州仕様。日本仕様は右ハンドル

ソフトトップの開閉は完全電動式で、オープン/クローズいずれも20秒以内で完了でき、車速60km/h以下であれば走行中でも操作できる。キャビン内へ風の巻き込みを低減するフロントウインドウ上縁のウインドウディフレクターと後席後ろのドラフトストップで構成するエアキャップや、首元を温められるエアスカーフにより、外気温が低い時のオープンエアドライブがより快適になる。ソフトトップのカラーは標準がブラックで、グレーとレッドがオプション(税込5万円)で選択可能だ。

※写真は欧州仕様。日本仕様は右ハンドル

インテリアは、12.3インチと11.9インチのふたつの高解像度ディスプレイがコックピットを先進的かつ機能的に引き締めている。フロントシートはCLE 専用に開発されたもので、スポーティなデザインを採用した一体型スポーツシート(標準の表皮はレザーARTICO)となる。オプションで選べる本革シート(※)は、夏場に熱くなりすぎないように太陽の赤外線を反射する特殊コーティングが施されている。
※ヘッドアップディスプレイやブルメスター製 3Dサラウンドサウンドシステムを始めとする多彩な装備をセットにした「レザーエクスクルーシブパッケージ(税込90万円)」として設定

※写真は欧州仕様。日本仕様は右ハンドル

荷室容量はオープン時が295L、クローズド時が385Lを確保。後席には60:40の分割可倒機構が備わっているので、シートバックを倒すことで長尺物も許容する。

安全性の面では、メルセデス・ベンツのカブリオレモデルで初めて後席乗員用にふたつの独立したヘッドエアバッグを採用した点がニュースだ。このほか、Sクラスと同等の安全運転支援システムを搭載するなど、高水準の安全性能を備えているのはCLEクーペと同じだ。

※写真は欧州仕様。日本仕様は右ハンドル

「CLE 200カブリオレ スポーツ」には、204ps/320Nmを発揮する2.0L直列4気筒ガソリンターボエンジンに、短時間に最大で23ps/205Nmの電動ブーストを実現する第2世代版のISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)を組み合わせたマイルドハイブリッドシステムを搭載。9速AT(9Gトロニック)とのコンビネーションにより、効率的かつ快適な走りを実現する。WLTCモード燃費は14.0km/Lと発表された。

足まわりではスポーツサスペンションを標準装備。通常走行時はしなやかで快適な乗り心地でありながら、ハードなコーナーリング時など一定以上の負荷がかかった場合には、瞬時に減衰力を高められるセレクティブダンピングシステムが搭載されている。なお、路面状況やドライビングスタイルに応じてサスペンションセッティングを調節することで、俊敏なハンドリングと快適な乗り心地を高次元で両立する連続可変ダンピングシステムを搭載する「ダイナミック・ボディ・コントロール」サスペンションをオプション(※)で選ぶことが可能だ。
※20インチAMGアルミホイールとのセットで「ドライバーズパッケージ(税込25万円)」として設定

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