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走りを追求したスポーツ設計 4つのスタイルから選択可能
全長3.5mに満たないサイズの電動オープンルーフのクルマなんて、世界広しと言えど、きっとコペンしかないのではないだろうか。それくらい希少価値の高いクルマである。
エクステリア
そこに加えて、着せ替えができると言われたら! もう驚くしかない。外板をほぼ樹脂パーツとすることで、着せ替え=パーツを取り換えることができるため、個性際立つ4つのモデル、基本となるクーペスタイルの「ローブ」、アウトドアシーンもアクティブに楽しめそうな「エクスプレイ」、コペンはやはり丸目だという声に応えて追加された「セロ」、とにかく走り味に磨きを掛けた「GRスポーツ」の中で、ある程度のパーツを、自由に組み合わせるなんてこともできてしまうのだ。というより、この4つのスタイルが生み出せたということだけでも、凄いことである。
インストルメントパネル
エンジンは1種類のみだが、トランスミッションは7速CVTか5速MTが全モデルでチョイス可能というのも、うれしい話。基本的にスポーツカーとして設計されているため、発売した後も、走りに磨きが掛けられ続けているのも美点である。
居住性
特に「GRスポーツ」は、ダイハツ車の中で唯一この名前が冠せられたモデルであり、またそのネーミングどおりの爽快な走り味を楽しませてくれる。
うれしい装備
月間販売台数 319台(23年7月~12月平均値) 現行型発表 14年6月(「ローブ」14年6月 /「エクスプレイ」14年11月 /「セロ」15年6月 /「GR SPORT」19年10月 一部改良 21年4月) WLTCモード燃費 19.2 ㎞/ℓ ※CVT車
ラゲッジルーム
異なる。開けると機内持ち込みサイズのキャリーケースほどの空間しかないが、閉じれば驚きの広さだ。
最高出力こそ64㎰ではあるものの、小さな体躯でワインディングロードをものともせずに雄大に走る姿は、もはや痛快。世界に誇れるものに仕上がっている。
※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.157「2024 軽自動車のすべて」の再構成です。