21世紀のシルビア、BEVで再登場?
初代シルビアは、1964年の東京モーターショーで「ダットサン クーペ1500」としてデビュー、翌1965年に発売された。最終モデルは2002年に姿を消したが、その復活が現実味を帯びている。
日産のグローバル製品戦略および製品企画部門の副社長であるイヴァン・エスピノサ氏は、最近Top Gear誌とのインタビューにて、GT-RやフェアレディZの下位に位置付けられる新しい「シルビア」というアイデアについて語った。
同氏によると、「顧客が魅力的だと感じる適正な価格で十分なパワーを提供する」ことを思い描いているとし、シルビアの復活に熱意を示し、同車には多くのファンがいると付け加えた。
これらのことから、シルビア新型は極端な高性能化はされず、より手頃な価格の、スポーツカーになることが予想される。
日産は、「The Arc」事業計画の下、2026年までに16のEVとハイブリッドを含む30の新モデルを発表することを約束している。 独自調査によれば、シルビアの正確な復帰時期は不明だが、開発と市場への準備に十分な時間があるため、2026年までに登場する可能性がありそうで、次期型では、「CMF-EV」プラットフォームを採用するBEVモデルになることが予想される。
発売されれば、その価格帯からもトヨタ「GR 86」やマツダ「ロースター」と争うことになるが、1980年代から90年代にしのぎを削った最大のライバル、ホンダ「プレリュード」も復活予定で、その対決が2020年代にも見られるかも知れない。