「V モーション」グリルは、インフィニティのものと形状が異なり、垂直のクロームスラットと下部のハニカムメッシュが特徴に
同社は新型SUVの車名には言及していないが、ティザーでは、パトロール次期型であることが示唆されている。
パトロールは、1951年に登場。2代目以降、日本では1980年から2007年まで「サファリ」の名で販売されていた。現行型となる6代目は、2010年にデビューしており、これが14年ぶりの世代交代となる。
ウェブサイトで公開されたティザーイメージは、ベールで覆われた大型SUVの360度ビューが見てとれる。
次期型では、先代モデルと同様に高級なインフィニティQX80とラダーフレームの土台を共有するが、パトロールはフロントとリアに独自のスタイリングデザインを採用する。日産の「V モーション」グリルは、インフィニティのものと形状が異なり、垂直のクロームスラットと下部のハニカムメッシュが特徴となる。
パワートレーンは、現行世代のV8を、より効率的なV6エンジンに交換するとみられており、おそらくインフィニティQX80に搭載されている3.5Lツインターボユニットが予想される。シリンダー数が少ないにもかかわらず、日産は、このエンジンが、性能、パフォーマンス、加速、パワーの点で前モデルを「凌駕する」と明言している。
パトロールのティザーキャンペーンは、毎週木曜日に更新されるといい、最終的に9月4日にワールドプレミアされるという。
市場では、トヨタ「ランドクルーザーJ300」と対峙するが、昨年、日産のグローバル製品戦略・企画責任者であるイヴァン・エスピノサ氏は、新型パトロールはライバルのランドクルーザーよりも「はるかに優れている」と大胆に述べている。