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ニーズに応じたグレード展開 乗用車並みの充実装備も魅力
荷物の積載量や資材の搭載量に制約を受けるのを承知の上でも、「このサイズのクルマでないと困る」と〝指名買い〞される場合が多い軽規格の商用モデル。その中でも長い歴史を誇るのが「ハイゼットトラック」だ。
エクステリア
ただしひと口にトラックとは言ってもキャビン部分の高さを増した「ハイルーフ」、シート背後のキャビン部分を延長してリクライニングを可能とした「ジャンボ」系、リヤの強化サスペンションやスーパーデフロックを標準装備とする「農用スペシャル」などと使用環境に対応した多彩な仕様が設定されるのは、「働くクルマ」ならではと言って良い。
インストルメントパネル
テストドライブを行なったのは、見た目のリファインなど大規模なマイナーチェンジを行なって2021年末に登場した4WDの「エクストラ」。トランスミッションは5速MTとともに用意される、新開発CVT仕様のモデルであった。
居住性
パワーウインドウや電動格納式ミラー、カードキーを携帯すれば施錠や開錠はもとよりプッシュボタンによるエンジンスタート/ストップなどが行なえる〝キーフリーシステム〞など充実の装備を標準採用するので、軽トラックではあっても〝自家用車〞として用いるのに不足はない。
うれしい装備
月間販売台数 6754台(23年7月~12月平均値)
現行型発表 14年9月(マイナーチェンジ 21年12月)
WLTCモード燃費 16.5 ㎞/ℓ※CVT車(MR)
荷台
最大350㎏までの荷物積載が考慮された足まわりを採用するゆえ、さすがにその乗り味は硬いが、それもあってCVTがもたらす滑らかな加速感が、一層印象的な走りのテイストでもあった。
※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.157「2024 軽自動車のすべて」の再構成です。