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直進安定性に優れ快適な走り 心地よい車内は長距離も楽々
レクサスは2023年に、世界販売台数の89%を海外で売った。特に43%を占める北米では、SUVの人気が高く、レクサスも車種を豊富に用意する。
エクステリア
この中でNXは中間サイズに位置付けられ、全長は4660㎜、全幅は1865㎜だ。プラットフォームの基本はハリアーと共通のGA-Kと呼ばれるタイプで、ホイールベースも同じ。NXは日本でも人気が高く、国内で売られるレクサス車の最多販売車種になる。
インストルメントパネル
車内に入ると、インパネの中央部をドライバー側へ傾けるなど、囲まれ感の伴うデザインが特徴だ。前席は骨盤をしっかりと支えるため、長距離も快適に移動できる。車内も広く、身長170㎝の大人4名が乗車したとき、後席に座る乗員の膝先には握りコブシふたつ半の余裕がある。
居住性
パワートレインは直列4気筒2.5ℓの自然吸気、ハイブリッド、プラグインハイブリッド、2.4ℓターボがある。ハイブリッドは扱いやすい性格でノイズも小さく、エンジンとモーター駆動の相乗効果によるシステム最高出力は243㎰だ。プラグインハイブリッドは、充電機能の採用で87㎞のモーター走行が可能になり、システム最高出力も309㎰に増える。
うれしい装備
月間販売台数 2343台 (23年9月~24年2月平均値)
現行型発表 21年10月( 一部改良 24年2月)
WLTCモード燃費 22.2 ㎞/ℓ ※「NX350h」の FF車
ラゲッジルーム
運転感覚には重厚感が伴って、進安定性が優れている。乗り心地は、40㎞/h以下では路上のデコボコを少し伝えるが、それ以上の速度域では粗さも抑えられて快適だ。内装や走りが上質で燃費も優れ、ファミリーカーの実用性も備えるから幅広いユーザーに適する。
※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.158「2024-2025 国産&輸入SUVのすべて」の再構成です。