CSI調査は、J.D.パワージャパンが年に1回、新車購入後14~49カ月が経過したユーザーを対象に、メーカー系正規販売店で直近1年間に点検や修理などのアフターサービスを利用した際の販売店対応に対する満足度を聴取し明らかにするもので、今年で23回目の実施となった。
総合的な顧客満足度に影響を与えるファクターを設定し、各ファクターの詳細評価項目に関するユーザーの評価をもとに1000ポイント満点で総合満足度スコアが算出される。顧客満足度を構成するファクターは、総合満足度に対する影響度が大きい順に「店舗施設・サポート(35%)」「サービス品質/納車(34%)」「予約/入庫(31%)」となっている(パーセンテージは影響度)。
日産は今回のCSI調査において736ポイントを獲得。「マスマーケット国産ブランド」部門の対象8ブランドのなかで第1位に輝いた。
一方IQS調査は、J.D.パワージャパンが年に1回、新車購入後2~13カ月経過したユーザーを対象に、所有する自動車の不具合経験を9カテゴリー225項目について聴取し、自動車の初期品質に関するユーザー評価を明らかにするもので、今年で14回目の実施となった。
9カテゴリーである「外装」「走行性能」「装備品/コントロール/ディスプレイ(FCD)」「運転支援」「インフォテインメント」「シート」「空調」「内装」「パワートレイン」すべての不具合項目は車両100台当たりの不具合指摘数(Problems Per 100 vehicles = PP100)として集計され、スコアが低いほど不具合指摘が少ない(品質が高い)ことを示す。
キックスは今回のIQS調査の「コンパクトSUV」部門で見事第1位を獲得した。