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街中で運転楽々なサイズ感 空間効率に優れた車内も美点
ロッキーはDNGAと呼ばれるプラットフォームを使ったコンパクトSUVだ。全長は3995㎜、全幅は1695㎜だから、SUVでは珍しく5ナンバーサイズに収まる。
エクステリア
トヨタ・ライズは基本設計が共通のOEM車だ。前輪駆動をベースにしたシティ派SUVだが、フロントマスクは角度が直立しており、悪路向けのSUVに似た野性的な雰囲気を感じさせる。外観が水平基調だから視界も良く、最小回転半も5m程度に収まる。
インストルメントパネル
混雑した街なかや駐車場での運転感覚はコンパクトカーに近い。その一方で空間効率が優れ、車内もさほど窮屈ではない。後席の足元空間は広いとはいえないが、大人4名の移動も苦ではない。エンジンはFFには直列3気筒1.2ℓの自然吸気とハイブリッド、4WDには1.0ℓターボを搭載する。自然吸気車は、車両重量が1t以下に収まり、1.2ℓでもパワー不足をさほど感じない。
居住性
ハイブリッドは日産のeパワーに似た方式で、エンジンは発電を受けもち、モーターがタイヤを駆動する。駆動用電池が小さいために、エンジンを停止させて走る時間は短いが、モーター駆動だから加速は滑らかだ。「プレミアムG」同士で比べると、ハイブリッドと自然吸気の価格差を約29万円に抑えたことも特徴だ。
うれしい装備
月間販売台数 911台 (23年9月~24年2月平均値)
現行型発表 19年11月( パワートレイン変更 21年11月)
WLTCモード燃費 28.0 ㎞/ℓ ※ハイブリッド車
ラゲッジルーム
高速時の直進安定性は向上させる余地もあるが、街なかで運転しやすく、実用性は高い。5ナンバーサイズのコンパクトカーを使っていて、初めてSUVを購入するユーザーにも適している。
※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.158「2024-2025 国産&輸入SUVのすべて」の再構成です。