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正月”らしさ”ならフロントグリル
クルマに正月飾りを付けるならフロントグリルか室内かのどちらかになるだろう。どこに付けるかも好みによるところが大きいが、付ける場所や付け方には色々と方法がある。
一方で、装着する場所によっては”厳密に言えば”違反になることもあるので、注意が必要だ。その点についても解説しておこう。
■フロントグリルで正月気分を演出!
フロントグリルなら、グリル内の桟にワイヤータイや結束バンド、ヒモなどで付ける。ただし、グリルレスのフロントマスクだとこの方法は難しくなる。
その場合はボンネットを開けて、ボンネットフードロック(ボンネットラッチ)に引っ掛けるという方法もある。
フロント周りに付ける際は、ナンバープレートが隠れないようにしなければならない。ナンバープレートを隠すのは道路交通法違反で、それが正月飾りであっても、また故意でなくても取り締まりの対象になるので絶対にNGだ。
ただ、外装に正月飾りを付けると塗装が傷つく可能性も否定できない。そういう意味でも装着車が減るのもよくわかる。とすると、室内に吸盤で貼り付けるタイプが便利かもしれない。
付けるのが簡単かつ控えめな吸盤×室内の場合
■吸盤×室内ならとにかくカンタンだが……
とはいえ、基本的に吸盤が吸い付く平滑面が無いとどうにもならない。その一番の候補がウインドウガラスだ。
ドライバーの視界に入って正月気分が盛り上がるところとなるとやはりフロントガラスなのだが、道路運送車両の保安基準では車検シールなどの許可されたもの以外はフロントガラスに貼るのは禁止されている。
これは前席のサイドウインドウも同様で、正月飾りとて例外ではない。以前は付けてしまっていたこともあったが、意外と知られてない点ではないだろうか。おそらく厳密に取り締まるケースは少ないと思われる(実際に付けている時に注意されたことはなかった)が、グッドドライバーなら遵守しておきたい。
筆者のクルマには見当たらなかったが、他にちょうど良い平滑面があればウインドウガラスにこだわることもないし、吸盤を使わないでヒモなり結束バンドなりワイヤータイ、フックなどを使えば車内にぶら下げる場所はあるだろう。
個人的には上記のリヤクオーターウインドウも斜め後方視界が悪化するのであまり付けたくない場所だ。また、吸盤を使わずにミラーの裏にぶら下げたこともあるが、これも視界に影響するかもしれないし、視界でものがブラブラしていると同乗者が酔いやすいという欠点もある。
装着はカンタンでも場所選びは意外と難しい。
すっかりマイノリティになってしまった感の”クルマに正月飾りを付ける”派だが、せっかくの年末年始、カーライフでも日本の伝統を見直してお正月気分を楽しんでみるのも一興かと。